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額に感じる冷たさに目を覚ます。

ぼんやりした視界が段々とクリアになっていって、周りを見渡すとベッドの側には資料を読み耽るAがいた。


なんでコイツが俺の部屋に居るんだろう……
ああ、そうか、俺が熱を出したから看病してくれてんのか。


もぞもぞと動いて体を起こすと、冷たさの原因であろう濡れたおしぼりが額から落ちた。



「あ、起きた」

「…なにしてんの」

「仕事」


さっき帰ってきたばっかなのにもう仕事って、真面目だなあコイツは。



「俺どれくらい寝てた?」

「昨日の夕方からだから…10時間くらいかな」

「ずっと起きてたの?」

「え、うん、当たり前じゃん」

「……」


なんだよ当たり前って、そんなに俺のこと好きなわけ?

あ"〜〜〜〜〜幸せすぎて頭がバグりそう。




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作者名:mucha | 作成日時:2019年12月18日 6時

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