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Aが実家に帰ってから2週間。

何をしていてもつまらなくて、自分がどれだけあの女のことを好いていたのかを思い知らされる。

なんならよく2週間も耐えられたと思う、俺は偉い。




昨日の任務で行った星は景色が綺麗だった。

アイツがいればきっと喜んでいたはず。
いや、帰ってきた時に連れて行けばいいか。



何をするにも、どこへ行くにも、ずっとこんな調子だ。

帰ってきた時に何を言ってやろうかとか、アイツがいない間に部屋を広くしてやったら喜ぶかなとか、そんなことばかり考えている。


アイツのことを考えすぎて飯も不味い。



「団長、Aさんがいなくなってからなんか荒れてんな…」

「そりゃそうだろ、Aさんがいねえと癒しがなくてやってらんねえよ…」



ヒソヒソと話し声が聞こえる。

やはり、団員達も同じくAのいないこの船を寂しく思っているらしい。



あと2週間……俺は耐えられるのだろうか….



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作者名:mucha | 作成日時:2019年12月18日 6時

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