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女が来てから1週間ほど経つ。
女は俺らが面倒がっていた紙の仕事を器用にこなした。
その働き様に思わず納得してしまう。
阿伏兎はきっと俺があまりにもこの手の仕事をやらないものだから、それをどうにかするためにこの女を雇ったんだろう。
しかし俺は女のことを疑っていた。
いや、どう考えたって怪しいだろ。
この仕事は特殊だ。
旨い飯を作って売る訳でもないし、人の為になることなんて何一つしていない。
戦って、殺して、奪って、己の利益だけを考えて動く仕事だ。
そんな仕事を、こんな若い女が、どうやって知るというのか。
一体どんな事情があるからこんな物騒な職に就くのか。
ほらな、そう考えると怪しいだろ?
所詮俺達に恨みを持っている組織からの回し者か何かに違いない。
俺は女について探ることにした。
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作者名:mucha | 作成日時:2019年12月18日 6時