アイデア69 男はやっぱりどうしようもない ページ23
それから、先輩との沈黙は無くなり、今度は会話が絶えなくなる。
そして、次の話題に入ろうとしたとき、
なにか、変な感じが…。
ふと、先輩の顔を見ると、何故か私の顔ではなくその下の、
胸に目がいっていた。
｢おい、みーなーみーさーわぁ？｣
イラッとし、つい、殴/りそうになる衝動に、駆られる。
先輩は、私の怒りの声にひるむことなく、
｢いや、やっぱり気になるし、仕方ないじゃん｣
と、平然と言ってのけた。
｢なっ…デリカシーのない奴め…とは言っても、今、サラシ巻いてぺたんこだし、
よくじょーするものはありませんよ？｣
勝った！と思い、私は腕組みをして、ニヤニヤと笑う。
先輩は、何やら気に触/ったのか、
｢じゃあ、さわってやる。今日の夜くらいに？｣
と耳元で言うと、持ってきてあったアイマスクをつけ、寝始めた。
｢この…変/態め…。女/遊びばっかりしやがってぇえぇ…｣
しかし、殴/ったら多分問題になるだろうし、通用しない気がしたので、仕方なく、前の椅子を、一発殴/ってやった。
勿論、そこに座っていた人に驚かれたが。
･
学校を出発して、約１時間半。わたし達は、ようやく海とご対面する。
そして、バスは、海から５００mくらい先の民宿にとまった。
｢はい。着きましたよ〜！わすれものがないか、確認して、順番に降りましょう｣
ガイドの案内を、合図に、皆席を立ちはじめる。
｢先輩、着きましたよ？ 起きてください！｣
すっかり寝てしまった先輩。私がゆさゆさと、かたをゆらすと、
｢おはよう｣
と、あっけらかんな声を漏らした。
｢もう降りますよ。
荷物、確認して、降りてください｣
｢はいはい。分かったよー。えっと、これとこれだよな｣
わたしも、荷物の忘れ物がないかと確認する。
リュックサックと、バスで食べたお菓子の残り。
よし、ある。
先輩が、通路のほうに出たので、それに続いて私も席を立った。
･
外へ出ると、眩い光と潮風が私を迎えてくれる。
｢わぁー…海！！｣
久しぶりの海に興/奮する私。
これから、2泊3日も、ここにいれるんだ…。
考えただけでわくわくする
校長、見直した！と心の中で呟くと、私は大きく深呼吸した。
･
なんでも、ここの海は、この辺の中では一番綺麗だそうだ。
人魚伝説、みたいなのも、あるそうだ。
随分と歴史深いところなんだなぁと思いながら
校長の話に耳を傾ける
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夏華(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2014年10月1日 17時) (
レス) id: 2ccbdb2088 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - 刃斬 刀陽(はざん とうは）さん» ありがとうございますっ//がんばります！ (2014年5月20日 22時) (レス) id: 91142310ad (このIDを非表示/違反報告)
刃斬 刀陽(はざん とうは）(プロフ) - とっても面白いです！ハマりました！更新頑張ってください！ (2014年5月19日 18時) (レス) id: da78a6e755 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - 神童ハルキさん» わぁぁ！！ありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ亀更新でごめんなさい(´；ω；｀)頑張ります！ (2014年1月23日 23時) (レス) id: a372eb1a9b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - キキさん» コメントありがとうございます！！霧野くん、私もお気に入りです(笑) (2014年1月23日 23時) (レス) id: a372eb1a9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑の缶づめ | 作成日時：2014年1月13日 23時
