病める時も、健やかなる時も、 ページ36
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ジュン「ハルどこいくの?僕も行く〜」
「……あー……」
ジュン「??」
ジュニヒョンは、……ちょっと厄介だ。
あ、いや、そう言ってしまうとどっかに行って欲しいとか、離れてほしいとか嫌いだとか……そういう風にとられそうだから先に弁解しておくがヒョンのことはほんとに大好きで。デビュー当時から何度助けられてきたことか。まあ、ちょっと不思議ちゃんなヒョンではあるけれど。
……でも、だからこそ、というか……わかってほしい。
「……ヒョン、ミアネ。ヨンジュニとディノと、その……写真撮るって約束したから行かなきゃいけなくて」
ジュン「……それ今じゃなきゃだめ?というか僕ともまだ撮ってないじゃん」
「ああ……でもほら、向こうも忙しいからさ、タイミングが今しかないんだよね……?」
ジュン「……僕も撮りたいのに……」
「お、あ、あに、絶対あとでヒョンと撮るから。撮りに帰ってくる!絶対!……ね?待っててよ、」
ジュン「……わかった。待ってる」
……ううん、心苦しい。そんな可愛い顔でそんな切ない顔されると。そして行きにくい。まあ行くんだけど。
となんとか歩みを進めるもやはり気になってジュニヒョンの方を振り返ると、……ってなに?もういないじゃんどういうこと?
ああ、まあ兎にも角にもそうなのだ。
チョンハルはそんな人の感情に揺さぶられるような安易な人間ではない理論的な人間としてできあがっている、と自負しているというのに、ジュニヒョンだけは、……あの人だけは何故か、上手く交わしきれないのだ。
チンッチャ、あの人だけは……。
ディエイト「や〜そんなジュニのこと見つめちゃって。ついに恋しちゃった?」
「……ヒョン、いっつもそれ言うけど違います。ジュニヒョンのピュアさをわたしはもう日々心配してるんです」
ディエイト「ぼや、むしろハルは自分のこと心配した方がいいんじゃない?相変わらずジュニにだけは惑わされておどおどしちゃって……クールビューティが台無しだ」
「……なんでこのヒョンはいっつもジュニヒョンが絡んだ時だけ辛辣に……?」
なにがずるいって、……なにが邪険にできないかって、ジュニヒョンはなんにも、ほんとうになんにも計算していないところから生まれるあざとい、だから。
純度100000パーセントの愛がこもったジュニヒョンの“ワガママ”は、このチョンハルをもってしても脅威でしかない、……らしい。というかそうです。
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テイ(プロフ) - ハルカさん» 最高とのお言葉、たいへん嬉しいです!のんびりではありますが引き続きお楽しみいただけますと幸いです。 (2022年5月20日 10時) (レス) id: 51ed79440b (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 最高に好みです。これからも楽しみにしてます。 (2022年5月20日 4時) (レス) @page27 id: e5accedd3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mtuzu0043 | 作成日時:2022年4月28日 17時