僕だけが知っていてよ2 ページ16
-
エスクプス「ヤァ、ハル、全部話せよ」
「全部って……ゴヌとの出会いからってこと？」
ミンギュ「ぼや、なにその馴れ初めみたいな言い方……！やめてよハルヤ！」
「ヤァ、勝手に盛り上がらないでよヒョン。クラスメートだよ。高校の時の」
ホシ「チンチャヨ？ほんとにそれだけ？」
ディノ「ヤ〜俺と高校違うから知らないのは当たり前だけど、あんなに仲良かったんならちょっとくらい話してくれてたって良くない？」
「……なんかみんなして圧がすごいね」
ウォヌ「まあたしかに、ディノには一理あるな」
ジュン「うんうん。全てを話しなさい！ハルヤ！」
ディエイト「ジュナ、ちょっとうるさい」
「まあ……それは、ミアネ。ゴヌとは……あとは委員会とかも一緒にやってた。趣味も一緒だったりしたから確かにけっこう仲良くしてたよ。でも連絡先は卒業してから無くしちゃってたから久しぶりに会って……案外変わってないもんだね」
うーん。……さて、ハルは自分で気付いてるんだろうか。
あきらかな他人には関心が薄いが親しい人間にはすごく心を開く彼女の性格通り、彼との再会を心から喜んでいるかのように少しいつもよりもテンションが上がって、口数が妙に増えていることに。
とはいえ彼女に友人と呼べる人間が少ないかと言われると決してそうとは言えない。
むしろ彼女はそういう他人にどちらかといえば無関心な性質を持っているにも関わらず、この芸能の世界に関してだけ言えばある種の“社交性の天才”になり得てしまっている。
特に99年組と称してディノも含めて僕たちが知ってるだけでも少なくはない数の同業の友人がいる、らしい。
だから、そもそもハルの口からこの芸能界以外の人間について「けっこう仲良くしてたよ」なんて言葉が出ること自体が僕も含め、メンバーたちにとっては顎が外れてもおかしくはないくらい、衝撃なのだ。
「でもシュアヒョンの言う通り、彼は真面目でとてもいい人だよ。それに賢い。なんなら私よりも。芸能に興味があるって話は確かに聞いてたけど、大学では経済を勉強するって言ってたから……ビックリしたなー」
そんな僕たちの様子も露知らず、ハルはやはり嬉しそうなそれはそれはかわいい表情で彼のことを語るからほら、クプスはたぶんそんな話をしてるにも関わらず気持ちが抑えきれずくっついていたいけどそうはいかずハルの後頭部を撫でる手をやめられないし、ミンギュはちょっと……うるさすぎるね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 299人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テイ(プロフ) - ハルカさん» 最高とのお言葉、たいへん嬉しいです！のんびりではありますが引き続きお楽しみいただけますと幸いです。 (2022年5月20日 10時) (
レス) id: 51ed79440b (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 最高に好みです。これからも楽しみにしてます。 (2022年5月20日 4時) (レス) @page27 id: e5accedd3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mtuzu0043 | 作成日時：2022年4月28日 17時
