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虎杖悠仁。
太陽のような性格によく似合う色素の明るい髪色。
50mを3秒で走る天才的な身体能力の持ち主。
向日葵のような笑顔が素敵な人。
私の、好きな人。
虎杖君は私の隣にトスリと座った。
「Aがさ、何で悩んでるかは全然分からないけど俺は最低な奴に話しかけたりなんかしないよ。
そもそもAが最低だったら、今日課題をすっぽかして怒られた俺はもっと最低な奴だ。」
『虎杖君は、最低なんかじゃないよ!虎杖君は素敵な人だもん!』
「へへ、ありがと。俺を素敵って言ってくれるんだ。
やっぱりAも素敵な人だよ。」
『っっっっあ、ありがと、、、』
優しく微笑む虎杖君は暖かい日差しの様で。
私の陰鬱な景色をキラキラしたものに変えてくれる。
でも、今日はなんだか違和感がする。
『…?虎杖君。手に何持ってるの?』
「ああコレ?さっき
百葉箱の前で拾ったんだよ。」
嫌なモノはソレから出ていた。
『虎杖君!ソレ、捨てて!!』
「え、なんで?」
『だって…。』
もし、ここで言ったとして虎杖君は信じてくれる?
私の言葉を信用してくれる?
もし、もしも、信じてくれなかったら。
私はどう思われる?
次の日、虎杖君は転校した。
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作者名:Blue Stella | 作成日時:2020年11月1日 22時