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「...見回り中にたまたま通り掛かっただけだ」



切れ長の鋭い瞳、開いた瞳孔にV字型の厚い前髪、更には咥え煙草...とくれば当てはまるのはこの男しかいないだろう。



「嘘つけ、お前のソレ私服だろーが。俺らのことコソコソ尾けてたんだろマヨストーカー」

「誰がマヨストーカーだ!!」



男__土方は心外だと言わんばかりに眉間に皺を刻む 。

土方が何やら此方の様子を伺っていることについて、銀時は早い段階で気が付いていた。過保護な土方のことだ、そのうち理由を付けて飛び出してくるのではないかと思っていたのだが、此方に近付いてくる様子は全くなかった。銀時がAに急接近したのは、離れたところにいた彼の反応を伺う為である。



「俺達がどうなろうが、ただの上司のてめーにゃ関係ねーだろ」

「関係大アリだ。アイツがてめェみてーな腐れ天パと爛れた関係になって、仕事が疎かになっちまったら困るのは俺なんだよ」

「誰が腐れ天パだコノヤロー」



やはりこの男とはどうしても合わない。そもそも、他人の色恋沙汰に首を突っ込む程暇ではないのだ。コイツらがどうなろうが俺の知ったこっちゃねェ。今週号のジャンプも買ったし腹も膨れたので帰って昼寝したい...というのが本音である。

しかし何故だろう、Aの曇り顔がやけに脳裏にこびり付いて離れないのだ。



「そんなにあの女が大事かよ」

「...」

「大事なら尚更ケジメつけてやんな。いつまでも振られた野郎に縛られてちゃ、幸せになんざなれねーだろ」



土方は目を見開く。何でそれを知っているんだと言わんばかりの表情だが、銀時はスルーして続けた。



「つーか逆に誰が相手ならいいんだよ。新八か?ゴリラか?沖田くんか?」

「はァ?...いやねェだろ、全員」

「オイオイ、自分じゃ幸せにできねェ癖に他の男にもやりたくねェって何様だよお前。いい加減にしろよ」

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設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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マツリ(プロフ) - Hiさん» 返信遅くなってしまいすみません🙇🏻‍♂️一気見ありがとうございます...!!嬉しいです! (3月3日 0時) (レス) id: 07cc4afb9c (このIDを非表示/違反報告)
Hi(プロフ) - とても面白いお話で今日一気見しました、、!!! 続き楽しみにしています(*^^*) (2月23日 3時) (レス) @page37 id: c9fcf96ef3 (このIDを非表示/違反報告)
マツリ(プロフ) - Honokaさん» ありがとうございます...!私も報われて欲しいです😂 (8月26日 22時) (レス) id: 07cc4afb9c (このIDを非表示/違反報告)
Honoka - 続き楽しみにしてます!!夢主ちゃん報われるといいな、、、、 (8月26日 16時) (レス) id: c2fc80e477 (このIDを非表示/違反報告)
マツリ(プロフ) - ななしさん» ありがとうございます!更新頑張りますね...! (2023年1月5日 12時) (レス) id: 153e8c8a98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マツリ | 作成日時:2021年7月16日 16時

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