ただいま。【浦/島/坂/田/船】

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「ちょ、さかたん。何、抜け駆けしてはるんですかぁ！？」

「何か静かやなぁと思ったら！」

「いやいや、髪を乾かしてくれてたんだよ」

「へぇ、ハグしたら髪の毛って乾くんだ。じゃあ、俺もやってあげる」

「あ、ずるい。俺も俺も！」

「センラも〜」

そう言って坂田を押しのけた3人がぎゅうぎゅうと纏わりついてくる。

「こら、邪魔！全員どいて！……ちょっと志麻くん、脚触んないでよ！！」

さかたんの協力もあり、どうにかこうにか3人を引き剥がした。

「どう？髪、ちゃんと乾いた？」

「センラと一緒に寝たらもっと乾きますよ」

いや、それどう言う理論ですか。

「って言うわけで、センラ今日ここで寝ますわ」

「いや、何で！？自分の部屋で寝てよ！」

4人が来たから、わざわざ“うらさか部屋”と“しません部屋”作ったじゃない！

苦労して掃除とかして、2部屋空けたのに！

「志麻くんと2人で寝るとかきっついもん」

「じゃあ、この家から出てって下さい」

「センラマン退去命令出てんじゃん。じゃあ俺が行こっかな」

「うらたくんも出てって。……あっ、志麻くんは言うまでもなく危険だから出てって」

「いや、もうそれ坂田しか残らんやん」

「やまだちゃんも居るよ。……まぁ、さかたんは別にいいかな」

やまだちゃんとさかたんと。……あっ、これいいかも。The・癒しって感じ。

「何で坂田が良くて俺達がだめなんだよ！？」

「えー、さかたんは安全な気がするじゃん？変なことしなさそう」

「うわ、A騙されてますよ。さかたん、純粋ぶって好感度上げようとしてるだけやからね？？」

「はぁ！？そんなんちゃうし！」

「いざ2人になったら、すぐ襲い掛かりそうだよな」

「Aの同意を得るまでは絶対襲わへん！」

良い子だ、さかたんは。

……って、いやいや。同意しないからね！？

「じゃあ、4人が日替わりでAの部屋に泊まることにしようや。それでええやろ」

「ちょ、志麻くん何言ってるの……？」

「順番は……、公式順でいいか」

良くない！誰も了承してない！！

「よっしゃ！けってーい！！今日は俺〜っ」

あーあ、お風呂と寝室だけが数少ない1人の時間だったのに……。

緊張して寝れないじゃん。

たぬきと。→←ドライヤー。

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