ドライヤー。 ページ5
濡れた髪を乾かそうと自室に向かうと。
ドアがほんの少し開いてて……。あれ、電気ついてる……？
「わっ、さかたん」
「あっ、A！！」
「ここに居たんだ……。みんな、探してたよ？」
「えっ、ごめーん。……あっ、勝手に部屋入っちちゃった。お邪魔してます」
「何か探してる？？」
「ドライヤー！Aの髪乾かしたげようと思って！」
え、私の髪を？
「いいのに。自分で出来るよ」
「ええのええの。ほら、ここ座って」
さかたんが、自分の両足の間をぽんぽんと叩く。え、そこに座るの……？？
「し、失礼します……」
ぶおおって音がして温かい風が頭に当たる。
何だか、人に乾かしてもらうのって心地いいな。
「熱くない？大丈夫？？」
「うん」
最近すいてもらって軽くなった髪は、すぐに乾いた。
「はい、もうええよ」
「ありがと……、さかたん」
「……うん」
くるりと振り返ってさかたんを見ると、まだ何か言いたそうにじぃっとこっちを見てる。
「どしたの……？」
「ちょっとだけ、ぎゅーさして」
「……えっ？」
よく分からないけど何となく寂しげに見えたので、どうぞ、と両手を広げる。
「A、あったかい。ぽかぽかしてる」
「お風呂上がりだからね。……さかたん、何か辛いことでもあった？」
「……うらさんたちばっかり、ずるいから。俺も構って欲しかった」
……何だこの人、可愛過ぎる。私より年上とは到底思えないんだが。
「俺、みんなみたいに口説き文句？とかよぉ分からへんし、こうやってドライヤーしてあげるぐらいしか出来へんから……」
お風呂入ろうだの、脚出せだのボタン開けろだのって言うのが果たして口説き文句なのか。私にはセクハラ発言にしか聞こえなかったんだけど……。
「なぁ、俺ももっと甘えたい」
「いいよ、いつでも」
「ありがと。そろそろ自分の部屋に戻」
「坂田ぁ！？」
さかたんが私から離れようとしたちょうどその時、背後から声が掛かった。
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2019年12月30日 12時) (
レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
サク(プロフ) - 水羽さん» コメントありがとうございます！文才はないですよ…(汗 頑張ります、これからもよろしくお願いします！ (2019年8月25日 13時) (レス) id: b15236861c (このIDを非表示/違反報告)
水羽(プロフ) - コメント失礼します！さかたん可愛すぎません？いや、他のメンバーも可愛いんですけど。とりあえずもう、好きです(真顔) 文才分けてほしいものです...更新楽しみに待ってますね！ (2019年8月24日 22時) (レス) id: 499bbb9188 (このIDを非表示/違反報告)
サク(プロフ) - .。なな。.さん» ありがとうございます！全然です…まだまだ構成が不自然だったり問題ありありですがそう言って頂けるのは嬉しいです。これからも頑張ります！！！ (2019年4月10日 23時) (レス) id: 06cbca279d (このIDを非表示/違反報告)
.。なな。.(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく読ましてもらってます！私はこんな感じの書けないので羨ましいです…笑更新頑張ってください！！ (2019年4月8日 23時) (レス) id: 04e70c44c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サク | 作成日時：2019年2月20日 0時
