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15 幼馴染み宅。 ページ16

さかたんと別れて一旦家に帰り、私服に着替えて、筆箱と問題集だけ持ってまた家を出てきた。

向かいの家のインターフォンを押します。

そして勝手に門を開けます。

鍵が開いてたので勝手にドアを開けます。

勝手に中に入ります。

「お、いらっしゃい」

うわぁぁあああ!!びっくりした……。

玄関に突如現れたのは、さかたんのパパ。

「お久しぶりです!お邪魔してます!!」

「元気やなぁ。優、2階におるわー」

「はーい!」

……この階段登るのも久しぶり。

昔はよく、並んで駆け上がったりしたっけ。懐かしい。

階段を登りきって1番左の部屋をノックすると、すぐにドアが開いてさかたんが顔を覗かせた。

「早かったな〜」

「着替えてすぐ来たからね」

「家呼ぶの久々過ぎて、何か緊張するわぁ〜っ。何年ぶりやっけ」

「4年?いや、5年ぐらいかなー」

中1の時に来た気がするけどそれ以来だね。

「あんまり変わってないやろ?」

「そうかな?だいぶ綺麗な部屋になったなって思ってたけど」

前は、足の踏み場もないぐらいに散らかってて、一緒に片付けてあげてたんだよ。

「あっ、ベッドは初めて見るやろ!中学のときに買ってもらってん!!」

「あー、そう言えばなかった。昔は布団敷いて寝てたね〜」

「いつも片付けからやってたもんな!面白かったわ〜」

「にしてもベッド広いねー。これならさかたんの寝相の悪さでも落ちないね」

「たまに落ちる」

「いや、何で!?それじゃ何のために広いのか分かんないじゃん」

「Aと一緒に寝るため?」

「あほか」

冗談って分かっててもいきなり爆弾発言されたら焦ります。

「あっ、えっと!それよりさ!!勉強しに来たんやん!!はよ始めよ!!」

自分でとんでもないこと言っておいて顔を真っ赤にするさかたん。

ほんとにあほだ……。

「いや、自爆すんなし。はいはい〜、ベクトルやりましょうね」

「ベクトルとは何ですか?」

「向きと大きさを持つ量のことですね」

「……それは何ですか?」

「さかたん、欠点だ」

「やめてえええええ!!」

このあと、6時間かけてみっちり基礎から叩き込んでやりました。

……帰って古典の勉強しなきゃ。

16 結果発表。→←14 テスト。



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りん。(プロフ) - 瑠那さん» 読んで頂いてありがとうございます!!苗字、固定になってないと思うのですが…?? (2018年12月25日 0時) (レス) id: 06cbca279d (このIDを非表示/違反報告)
瑠那(プロフ) - 苗字がたまたま私のリアルの苗字と一緒で、すごく奇跡を感じながら見ましたw (2018年12月24日 19時) (レス) id: 2dfbc27317 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サク | 作成日時:2018年12月17日 1時

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