12 嫌悪感�◆� ページ13
*sakata
今日も勉強会を終え、不本意ながら3人での帰り道。
「坂田と帰んのいつ振りかな？すげぇ久しぶりな気がする」
「私と志麻は昨日も一緒だったけどね」
「そやな」
「な、見てあの子。めちゃ脚綺麗」
「うーわ、志麻。今日別れた癖にもう他の女の子見てんの？？」
「あー言う脚が好きかなぁ。細過ぎず、適度に肉付きの良い……」
「きも」
何となく機嫌が悪くて冷たい返しになる。
「志麻、あんまり大きい声で言っちゃだめだよ……。本人に聞こえるって」
「大丈夫大丈夫〜」
電車に乗ってからも、志麻くんは脚の話ばっかりしてた。……こいつ、下手したらセクハラやぞ……。
「Aも、もうちょっと脚出せばいいのになぁ。タイツなんてもったいない」
「嫌だよ、まだちょっと寒いし……」
志「いやいや、もう寒くないわ。んー、2回ぐらいスカート折ってみ？」
否定するAにしつこく言い寄る志麻くんにだんだん腹が立ってきた。
この気持ちは何なんや。
……なんてな、そんなに鈍い人間じゃないけど、俺は。
Aに対して幼馴染み以上の感情を持ってることぐらい、とっくの昔に気付いてる。
「第一、人に見せられる程綺麗な脚してないから」
「んなことねぇよ。スタイル良いし。なぁ、坂田」
2人で話し込んでたのに志麻くんは、いきなり俺に話を振ってきた。
まぁずっと黙って聞いてた訳やけど。
「……チビやん」
「ちょ、それは酷い」
「えー、坂田は見たくないん？Aの脚」
「別に」
俺は何に対して当たってるんや……。
志麻くん1人に怒ればいいのに、ついAを傷つけるようなことまで言ってまう。
「機嫌わっる」
「悪ないし、いちいちうるさいねん」
……あかん、電車で喧嘩なんかしたら困んのはAや。一旦落ち着こ。
落ち着け、落ち着け、自分……。
「…………ぁたん、さかたん！」
「んっ、えっ？何？？」
「何やってんの、降りるよ！」
落ち着き過ぎて、最寄りに着いたことに気づかなかったらしい。
「じゃーね、志麻！」
Aに手を引かれて、発車間際の電車を降りた。
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りん。(プロフ) - 瑠那さん» 読んで頂いてありがとうございます！！苗字、固定になってないと思うのですが…？？ (2018年12月25日 0時) (
レス) id: 06cbca279d (このIDを非表示/違反報告)
瑠那(プロフ) - 苗字がたまたま私のリアルの苗字と一緒で、すごく奇跡を感じながら見ましたw (2018年12月24日 19時) (レス) id: 2dfbc27317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サク | 作成日時：2018年12月17日 1時
