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第佰壱話「清めの儀式」 ページ15

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傷は癒えた。
足のヒビは一度悪化したものの、彼らの怪我が治るまでにはなんとか完治した。杖有り生活は今日で幕を閉じたのだ。

私の身体凄い。


……もしかして鬼の言う「混ざってる血」って、千里爺ちゃんの血が混ざってるからだろうか?つまり治癒力は人の2倍とか……?それだと嬉しい。



しかし頭の痛みは中々引かなかった。寧ろ頭の痛み > 足の痛みだった。

炭治郎くん怖い。


治癒力2倍とか言ったけどそんなの関係無いレベルだった。ウケる。





そして皆の身体が元の状態まで治った頃、懐かしのフクロウが遠くから飛んで来た。

緊急司令、4人共々「那田蜘蛛山(なたぐもやま)」へ一刻も早く向かえとのこと。………くもやま?







「では行きます。お世話になりました」


そう言ってバッと頭を下げる炭治郎くんを見習い、私も「有難うございました」と頭を下げた。

お婆さんはペコリと頭を下げ、懐から「必勝」と書かれた板のような何かと石を取り出し、「では切り火を…」と言えば、炭治郎くんと善逸くんはお婆さんに背を向けた。



「ほら、Aも」

「え?あ、うん」



同じように背を向ければ、お婆さんは板についた石部分?と石を擦り合わせ、火花を散らした。

切り火……聞いたことないな、この時代の風習みたいなものか?



「何すんだババア!!」



同じく分かってなかったらしいいのっちがお婆さんに向かって拳を振り上げた。攻撃されたと勘違いしたらしい。

咄嗟に炭治郎くんがいのっちを押さえ込み、善逸くんはお婆さんを庇うように立つ。私は「おお、連携プレーだな」なんて呑気に構えていた。


「馬鹿じゃないの!?“切り火”だよ!!お清めしてくれてんの!!危険な仕事行くから!!」

「(ほう、そういうことか)」



善逸くんの言葉にようやく納得した。お清めなのか、知らなかった。



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第佰弐話「那田蜘蛛山」→←第佰話「鬼の娘」



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設定タグ:鬼滅の刃 , 原作沿い , 転生   
作品ジャンル:ギャグ
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えのぐ(プロフ) - 初めまして!もうこのコメント欄みないかもですけど一応言っておきます…百弍話の最後「異性には厳しい」と書いてありますが同性では…?細かいかもしれませんが…!この作品大好きですん。更新頑張ってください…! (2019年9月18日 19時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
シアン(プロフ) - 今日1日で全部読んでしまいました()好きです!これからも更新頑張ってください! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 8d130acbce (このIDを非表示/違反報告)
衣鶴奈(プロフ) - 夢主ちゃんが本当に面白すぎて1話ごとに必ず笑ってますwwめちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2019年7月29日 11時) (レス) id: 8c5e0feeb8 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - コメント失礼します。この作品が面白すぎて、全然原作知識ないのに壱から1日で読んでしまいました!!番外編も含め、続きすっごく楽しみにしています!! (2019年7月27日 22時) (レス) id: 8f71767d1e (このIDを非表示/違反報告)
棒人間 - 初めまして。この作品、とっても面白いですね!たまたま見つけて読んだのですが、この作品で鬼滅の刃の夢小説に目覚めました。応援しています!頑張って下さい! (2019年7月25日 21時) (レス) id: 804948c577 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱんこ | 作成日時:2019年7月21日 9時

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