第圓伍話「婚約指輪は墓標にて」 ページ18
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「炭治郎、なぁ炭治郎、守ってくれるよな?俺を守ってくれるよな?」
「……」
「そんな凍り付くような目で見ないでよAちゃぁーーん!!君の事は俺が守るから!!」
「私を守れる程強いなら炭治郎くんに守られなくても良いのでは?」
「それとこれとは話が別なのォーー!!」
善逸くん、マジで落ち着け、善逸くん。
まさかの五七五の俳句が出来た。割とどうでも良かった。
炭治郎くんはズンズン進んでいた、が、ふと立ち止まる。
「……善逸、ちょっと申し訳ないが、前の戦いで俺は肋と脚が折れてる。まだ完治していない」
「えっ、それって大丈夫なの炭じ」
「えええーーーッ!!!何折ってんだよ骨折るんじゃないよ骨!!折れてる炭治郎じゃ俺を守りきれないぜししし死んでしまうぞ!!!」
「ちょ、善いグェッ」
「どうすんだどうすんだ死ぬよこれ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!ヒィーーッ!!俺Aちゃんと結婚する予定控えてるのにあんまりだ!!骨折してるなんて酷いあんまりだぞ!!死んだよ俺!!九分九厘死んだ!!」
「善逸静かにするんだ、お前は大丈夫だ。そしてAを離せ、苦しがってるだろう!」
「嫌だァーーッ!!気休めなんていらない!!Aちゃんも離さない!!」
「いい加減、死ぬ……離……グェェ」
「ううう大丈夫だからねAちゃん、死ぬ時は一緒だ、隣同士に墓を建てよう。そして婚姻を結ぼう」
「………2人は結婚を誓い合った仲なのか?」
「そうだ!!」
「違いますグェ……」
全力で拒絶した。ら、腕の力が強くなったような気がする。えっ待って、本当に殺しにかかってない?
「何でそういう事言うのAちゃんんーー!!」って泣き叫んでいるが善逸くん、離せ、マジで、死ぬ。
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ぱんこ(プロフ) - みしろさん» コメ有難うございます!神ではないんです、ただただ妄想を吐き出すのが得意な一般ピーポーなんです…(〃ノωノ)更新頑張ります〜〜! (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこ(プロフ) - ほにゃさん» コメ有難うございます!私の作る小説は悉くキャラが病んでいくので不思議ですね!笑 これから彼をどう動かそうかちょっと悩んでます…( ˘ω˘ ) (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ぱんこ(プロフ) - 黒酢さん» コメ有難うございます!キャラの性格を掴むのには苦労しました…炭治郎冷たいですか?笑 自分では全く分からないです(゚-゚;)これからはもっと優しいキャラにしていきます!笑 (2019年7月21日 17時) (レス) id: 3e4c0c522b (このIDを非表示/違反報告)
ふーゆず(プロフ) - 善逸ゥ!ゴボアゴボン”ン”(吐血音)最高かよ…ッ! (2019年7月20日 19時) (レス) id: 63500bc6f8 (このIDを非表示/違反報告)
みしろ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます。テンポ良く読みやすいです。貴方様は神か……(合掌)陰からひっそりと応援しております!!!!! (2019年7月20日 12時) (レス) id: 509e58e731 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱんこ | 作成日時:2019年7月15日 16時