金髪君に散々貢いで貰ってたら、いつの間にか形成逆転されかけた話。【鬼滅の刃】

廿肆、『最低な人間性』 ページ25

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正直抱かれる事に然程抵抗がある訳ではない。

………いや勘違いしないでほしいが、抱かれるのはごんえもん君以外には初めてだ。私の初めてはあの人に捧げたし、これまで他の誰かと事を致した経験は無い。


しかし彼への愛が消えかけた今、他の男と関係を持つことには特に抵抗を感じない、のだ。



「(…………本当、最低な人間に成り下がったな)」



前世の私ってこんな感じだったっけ？

記憶の糸を辿ろうにも、断片的にしか思い出せない。というか階段から転げ落ちて首の骨折ったところしか思い出せない。何でかなぁ……


とにかく！こんな尻が……げふん、お股ゆるゆる系女子じゃなかった筈だ！！もっと清らかで異性とお手手繋ぐなんてそんな……(恥じらい)みたいな感じだった筈、だ！！！



「(今現在も、彼と……ごんえもん君と付き合ってる事は、伏せた方が良いのかな)」



誰か……アドバイザーさんいない？
浮気に関してのアドバイザーさんこの世界にいない？？別の男と関係持つ時「私付き合ってる人いるのよ」って言った方が良いんですかアドバイザーさん？
………応答してくれませんかアドバイザーさん！！アドバイザーさーーん助けてーーー！！！



「今日………今夜とか、大丈夫？」

「え……今夜、」



………アッ。ごんえもん君居る、今日は本当に任務に従事する筈だったから、今夜は帰ってくる、やん。



「…………………お母さんの容体がちょっと、最近悪くなって、だから……ちょっと日を開けても良い？」

「じゃあいつ？」

「えっ」



「いつなら良い？」



またぐいっと引き寄せて、彼は私の目を真っ直ぐに見つめ、そう問いかける。



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