金髪君に散々貢いで貰ってたら、いつの間にか形成逆転されかけた話。【鬼滅の刃】

廿伍、『危険度急上昇』 ページ26

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………安易に答えるべきじゃ無かったなぁ……







帰り道。

マジでお前を抱きたい略してMOD状態の善逸君に「明日決める絶対決めるから本当ごめんちょっと待って頼む頼むから」といった内容を猫被りMAXでお願いして、物凄い時間をかけて説得したらめっっっっっちゃ渋々といった様子で「……分かった」と許可を貰った。

現在帰宅なうである。



ま〜〜〜〜じで、マジで、マジで………疲れた。



「(あの子マジで獣の目してたな、許可さえ出れば今すぐにでも襲われそうな感じがしたし)」



先程の彼の様子を思い出し、ぞぞ、と背筋が震えるのを感じた。


そんな彼と明日、またあの茶屋で会うと約束した。



「(多分すっぽかしでもしたら地の果てまで追って来て滅茶苦茶にされそう。そんなんただの強か……レイ……エッフン！！！……いやでもあの子優しいから、逆に追いかけて来ない可能性も……いや………ウーン、分からん)」



どっちにしろ見つかった場合がヤバそう。運命からは逃げられねえんだな……
それに善逸君は仮にも鬼殺隊(ようやく漢字が分かった)に入隊した子だしな。如何にも弱そうだけど、でも絶対私の方が体力的にも力も足の速さも負けるから詰む。



あー………あ〜…………



そんなこんなで家に着いた。あ〜こっちも問題あるっちゃあるな、あ〜〜………

一応お買い物帰りの体で腕に野菜がゴロゴロ入った籠を下げ、家の玄関の前でどでかい溜息を吐き出した。



…………よし、



「ただいま〜……」



コッソリと玄関の扉を開け、一応小さな声でそう呟く。………………アッ



あの人の履物が、







「………随分と遅い帰りだったな、A」





彼。ごんえもん君が、玄関の前で仁王立ちしてこちらを見下すように睨め付けていた。



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