金髪君に散々貢いで貰ってたら、いつの間にか形成逆転されかけた話。【鬼滅の刃】

廿弐、『理解有り』 ページ23

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顔中の筋肉が引き攣る感覚がした。
顔から血の気が引いていく感覚もした。

待っ………は？何、え………？



「な、何、それ」

「もしあのお金だけじゃ「足りない」って言われたらどうしようって思って、保険の為に持ってた」

「(は〜〜〜〜？？？？)」



はぁ〜〜〜〜〜〜？？？？？？


保険？保険がそんな、はぁ？？？
馬鹿なの君は、てか何でそんな持ってんの、その金がどんだけ価値あるものなのか分かってんの？

そんなものを、そんなに貯めて、それでも「足りない」なんて言う馬鹿女がいると思うの！？！？



心底恐ろしく感じた。彼は明らかに動揺している私の手をしっかり握って、まるで「逃がさない」とでも言いたげにこちらを見つめている。




本気じゃん、





冷や汗が止め処無く流れる。





「まだ足りない？」

「そ、んな……事、無い……けど」

「じゃあ、良い？」



良いっておま、えぇ〜〜？

ガチじゃんコイツ。マジで私を、抱こうと……



「………根本的な事を言っても良いですか」

「うん」



「………私、君が初めてじゃないよ？」



「………うん」





「そうなんだろうなって、何となく分かってた」





………分かってたのかよ。
何だその「理解は有りますよ」的な感じは。


彼は寂しそうな笑みを浮かべている。……初々同士じゃないのが残念、とでも言いたいのか？



＿＿＿＿それでも私を抱く気なのか？



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