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「だから逃がさねーように繋いで飼ってんだろうが」
「あっ私もこのウジョウジョと一緒の扱いだったんだ」
「まとめて世話してやってんだろ」
「確かに世話してもらってるね、他人の金で」
「食わせてやってんだろ」
「いちいち恩を着せようとしてくる」
「お前はその分俺に恩恵を与えろ」
「めちゃくちゃ振り撒いてるよ〜〜だからとーじさん未だに死なないじゃん」
「俺は死神に嫌われてんだよ」
「そのセリフどっかのドラマで聞いた」
「気の所為だろ」
「あっ、お姉さん起きそう」
「見つかると面倒くせぇから今のうちに食っとけ」
「まんま自分家みたいに言うじゃん」
「数ある拠点の内の一つだ覚えろ」
「厚かましいにも程がある」
「さっき起きたお姉さんと目が合って「幽霊!!!!」って叫ばれてめちゃくちゃ物投げられて逃げられた」
「見てたから知ってる」
「凄い他人事。あの人は私が“視える”人なんだねえ」
「………あっちに憑く気か?」
「一応私にも好みってもんがありましてね」
「ハッ。存外ミーハーなんだなお前」
「いやいやいや、めちゃくちゃヒス女な上化粧オバケによし幸運振りまくぞ〜って気は全く起こらん」
「じゃあなんで俺に憑いた」
「分からん。なんでだろ、適当に決めちゃったのかな」
「___アイツの生まれ変わりとは言わねぇんだな」
「………誤解しないでもらいたいが、私はあなたの過去を存じ上げないし知る由もない」
「だろうな。毛程も似てねぇ」
「なんだろ、なんでか腑に落ちない」
「何なら今すぐ俺から離れて別のやつに憑けばいいだろ」
「え?良いの?外出許可出たぜやったね」
「おい何逃げようとしてんだ逃げたら殺す」
「とーじさん情緒ぐっちゃぐちゃじゃん大丈夫?辛い事でもあった?」
「お前に逃げられそうになった」
「ただの寂しんぼかよ」
「俺が死ぬまで俺の側から離れんな」
「わかってるよ。とーじさん死んだら、ちゃんと恵くんのところにも行ってあげるから」
「………お前、俺の過去は知らねぇってさっきほざいてたよな」
「いや多少はわかる。一応人外だから」
「そうかよ」
「拗ねちゃって。よーしよしとーじさん良い子ー」
「自分からは触れねぇっつったくせに触ろうとすんな」
「誰にも触ってもらってなさそうだから触るんだよ」
「余計な世話焼くなクソガキ」
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アリス(プロフ) - えっ、好き(?) (2020年11月4日 15時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、。 更新楽しみにしてます! (2020年11月1日 12時) (レス) id: 2b0a7061b0 (このIDを非表示/違反報告)
まる。 - こういうタイプの作品は新鮮でとても面白いです!更新頑張ってください!応援してます! (2020年11月1日 8時) (レス) id: 4b85fa6856 (このIDを非表示/違反報告)
びえん - 平和……原作と違って殺伐としてない世界観すき…… (2020年11月1日 7時) (レス) id: 99b56cf02d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒ジャージ | 作者ホームページ:
作成日時:2020年11月1日 5時