无玖、『慥かなる光』 ページ21
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………そうか、そうか、つまりきみはそんなやつなんだなとエーミール。
ただただ不愉快である。何が未亡人だよ、うるさいわ、お前らみたいな低劣な奴相手に股開くくらいなら死……………………ぬとは言い切れないところが私のちょっとした長所であり圧倒的短所である。完全体チキンですいぇいいぇい。
なんならラッコ鍋投げ入れたかった。勝手にムワァ……てなって服のボタンが弾け飛んで、何ならいつの間にか相撲取っててほしい。
唯の金○ム好き故の願望である。生で見たいけどアレは顔が良い奴らがやるから良いのでありパンピーがやるのは駄目だ、地獄絵図だ。っか〜〜〜何から何まで使えねえ奴らだな!!(ヤケクソ)
………男はみんな、そんな様な生き物なのだろうか。
女の顔が良いってだけでそんな事考えてさ。あわよくばやりたいだなんて、そんな身勝手な話が。そんな理不尽な欲望に巻き込まれる私の立場は。
……部屋から出たくないなぁ。何なら引き篭もっていたい。探されるなら尚更だ。
「他人」が嫌だ。私の事を知らない「男」が怖くて仕方ない。
投げ出していた足を曲げて、その場で体育座りをする。膝に顔を埋めた。考えるのだって疲れた。
「(善逸君。……君に会いたい)」
居場所があっても、君がいないのなら意味が無い。
辛い。悲しい。とにかく寂しい。
負の感情が止まらない。
………善逸君、どうか無事であって。直ぐに帰って来て。
君の顔を見るだけで元気になれそうなの。こう見えて私、凄く単純だから。
もう一度溜め息を吐き出した。
そして、荒んだ心を落ち着かせる可く庭を見ようと顔を上げる。
「……あ、やっぱり起きてた」
眼前に、金色。
「…………幻覚と幻聴が伴った?」
「え〜〜何何、そんな事考えるくらい俺の事考えてくれたの〜〜!?」
「エイッ」
「ギャッ!!アッあんまり痛く無い。えっていうか何で膝に正拳突き!?」
「幻か否かの判断を付けたくて……」
「そんな脳筋的な方法以外に何か無かったの……?」
彼はそう言って、困ったように笑う。
怪我をしたのか、頰に傷が付いていた。
膝を抱えていた腕を下ろし、そっと手を伸ばす。
彼の頰に、手を添えた。
「………お帰り、善逸君」
「うん、ただいま。Aちゃん」
………確かに、本物の温もりだった。
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▼ こめんと ひょうか りょうほう おまちしてます
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ゆら(プロフ) - あああああああああああ更新停止いい!続きが気になる、、、 (4月29日 23時) (レス) @page25 id: ab3ad11547 (このIDを非表示/違反報告)
餅 - 流石にこれは最高すぎる、、、、もうなんか好きすぎて何て言葉にすればいいのか、とにかく好きです!!更新まってます😢 (2022年10月10日 12時) (レス) @page25 id: cda9a90c6e (このIDを非表示/違反報告)
名無し - いや最高すぎる 、、ストーリーから夢主の性格まで全て含めて最高 … 。面白すぎてめっちゃ読んでたらこんな時間になってしまっていた笑笑 更新待ってます 、!!! (2021年12月28日 2時) (レス) @page25 id: 541045445a (このIDを非表示/違反報告)
雷霞 - 何度も読み返させて頂いてます、数ある善逸夢小説の中で1番好きです、大好きです…!! 善逸もかっこいいんですけど夢主さんの性格が好きすぎます…っ!! (2021年8月1日 22時) (レス) id: 423a130570 (このIDを非表示/違反報告)
みき - 続きを切実に所望します (2021年7月3日 23時) (レス) id: 37a3449760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱんこ | 作成日時:2019年9月18日 23時