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无参、『疑問』 ページ15

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せっせと作った料理を膳に乗せて、そして3人の少女達が運びに行く。

残った私はアオイちゃんと共に後片付けをしている。
綺麗な布で使用した道具を拭いていたら、ふと何処からか視線を感じた。


隣。つまり、アオイちゃんから。



「どうしました、アオイちゃん」

「え、あっ……いえ、すみません。何でもないです」

「……そう?」



……とは言ってもな〜〜〜。未だ感じるんだぜ、君からの視線。

さっきとは違って「チラッ」みたいな感じで見られてる。のを、気付かない振りして如何にも「真剣にやってるので気付いてませんよ〜〜」感を出して片付けをしている。
………見張られてる?真面目な態度かをチェックされてる?それとも何か、純粋な「疑問」から?



「………あの、1つだけ、質問しても良いですか」

「あ、うん、どうぞ」

「その、しのぶ様から聞いたんですが……貴女は、善逸さんの恋人なんですよね?」



思わずぴた、と手を止めた。

彼女の方を見る。彼女は私をガン見していた。さっきのちょっとした繕いは何だったのってくらい滅茶苦茶見られてる。



「そうですよ」



対して私はハッキリ答えた。笑顔のオプション付きである。



「それがどうかしましたか?」

「いえ、その……あの人の側にこんな綺麗な方が居らしたなんて思わなくて、ちょっと吃驚して……」

「……買い被りすぎですよ。私なんてそんな、一介の町娘なので」

「そんな事……そういえば前にあの人が此処に来た時、鬼によって手足が蜘蛛化していたので薬を飲ませて療養させるってなったんですが、あの人女性の名前を連呼していたんです。それが貴女だったんですね」

「え、連呼してたんですか」

「ええ。情け無いくらい。「助けて」と「苦い死ぬ」と「Aちゃん」を滅茶苦茶叫んでました」

「(善逸君ェ………)」



きっとあれだな、数年会えなかった時の話だな。
私が「切り捨てられた」って勘違いしてた時の。



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无肆、『かく語りき』→←无弐、『器用貧乏』



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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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ゆら(プロフ) - あああああああああああ更新停止いい!続きが気になる、、、 (2023年4月29日 23時) (レス) @page25 id: ab3ad11547 (このIDを非表示/違反報告)
- 流石にこれは最高すぎる、、、、もうなんか好きすぎて何て言葉にすればいいのか、とにかく好きです!!更新まってます😢 (2022年10月10日 12時) (レス) @page25 id: cda9a90c6e (このIDを非表示/違反報告)
名無し - いや最高すぎる 、、ストーリーから夢主の性格まで全て含めて最高 … 。面白すぎてめっちゃ読んでたらこんな時間になってしまっていた笑笑 更新待ってます 、!!! (2021年12月28日 2時) (レス) @page25 id: 541045445a (このIDを非表示/違反報告)
雷霞 - 何度も読み返させて頂いてます、数ある善逸夢小説の中で1番好きです、大好きです…!! 善逸もかっこいいんですけど夢主さんの性格が好きすぎます…っ!! (2021年8月1日 22時) (レス) id: 423a130570 (このIDを非表示/違反報告)
みき - 続きを切実に所望します (2021年7月3日 23時) (レス) id: 37a3449760 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱんこ | 作成日時:2019年9月18日 23時

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