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无肆、『かく語りき』 ページ16

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「だから何というか、どういった経緯でお2人が一緒になる事を選んだのか、少し、気になりまして」



滅茶苦茶言い澱みながらもアオイちゃんはそう話す。
成る程、純粋な疑問の方だったか。というかそこまで意外に思う?



「貴女にはもっとお似合いの方がいらっしゃるかと」



「それは無い。断じて無い」



………あ、やべ。つい。
チラッと彼女を見ると、アオイちゃんは吃驚したようにこっちを見ていた。

あ〜〜、愛想良くしよう精神が早速消えた。
化けの皮剥がされてからどうも上手くいかないなぁ



「え?」

「いや、その……あ〜〜、違うんです。私そんな素晴らしい人間じゃないです。……君の前では猫被ってただけで、君が思い描くような人間ではないんです。寧ろあの子の方が凄い。とっても良い子。私に似合わない程立派だから色々と」

「え??」



いやマジで。



びっくり。口からぺらっぺら出てきた。本音がごろごろと、ああ。私も溜まってんのかな。



「屑な私をさ、好きになってくれたの。あの子の懐の深さには脱帽するしかない。なんかもう愛され過ぎて、私が逆に貢ぎたくなった。だからもう、あのね、あの子の優しさが辛いの……!!!」



ブワッ……!!と私の中の何かが溢れた。
道具を置いて、布で顔を覆った。ぐすん、情緒不安定過ぎて涙そうそうである。

「あ、はい……」と頷いたアオイちゃん。最早目が遠くを見てる。えっ何で、語れと?もっと語って良いの?えっ良いの?じゃあ遠慮なく。



「無償の愛が凄い」「溢れ返って寧ろ返し切れない」「優しさの塊」「一途過ぎてあの子人生損してないかとか考えちゃう」「そもそもあの子年上好きなのかな」「そういや返したお金どこ置いたんだろいや別に気になっただけだから」「髪の毛切ろうかな長くなったし良いかな」やら、エトセトラ。
語った。語り尽くした。アオイちゃん相手に語りまくった。



有難うアオイちゃん。ちょっとした蟠りが解消された気がする。



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无伍、『女の命は飾りじゃない』→←无参、『疑問』



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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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ゆら(プロフ) - あああああああああああ更新停止いい!続きが気になる、、、 (2023年4月29日 23時) (レス) @page25 id: ab3ad11547 (このIDを非表示/違反報告)
- 流石にこれは最高すぎる、、、、もうなんか好きすぎて何て言葉にすればいいのか、とにかく好きです!!更新まってます😢 (2022年10月10日 12時) (レス) @page25 id: cda9a90c6e (このIDを非表示/違反報告)
名無し - いや最高すぎる 、、ストーリーから夢主の性格まで全て含めて最高 … 。面白すぎてめっちゃ読んでたらこんな時間になってしまっていた笑笑 更新待ってます 、!!! (2021年12月28日 2時) (レス) @page25 id: 541045445a (このIDを非表示/違反報告)
雷霞 - 何度も読み返させて頂いてます、数ある善逸夢小説の中で1番好きです、大好きです…!! 善逸もかっこいいんですけど夢主さんの性格が好きすぎます…っ!! (2021年8月1日 22時) (レス) id: 423a130570 (このIDを非表示/違反報告)
みき - 続きを切実に所望します (2021年7月3日 23時) (レス) id: 37a3449760 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱんこ | 作成日時:2019年9月18日 23時

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