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第佰近伍話(何て事のない一日であり、) ページ8

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変な感覚がした。
脳の情報処理が追い付いていない。



「___そういえば、今日友達と遊びに行くんだっけ?なら夕飯要らない?」

「……?…ああ、うん……って、そうだ!10時に駅集合だった!!」



そうだ、そうだった!
スマホのカレンダーアプリをチェックすれば、確かに「駅前10時」って書いてあった。

やべ、時間のこと忘れてた!!



「ごめん母さん行ってくるね!!」

「はいはい行ってらっしゃい。アンタ注意散漫なとこあるから車に気をつけるのよ」

「そりゃあ勿論!轢かれるだなんてそんなそんな」

「あと、急に泣き出したら気味悪がられるよ」

「泣きませんって!」



そんな会話を交わし、マツの頭を散々撫でくりまわした後荷物を持って家から飛び出した。
地元の友達と地元で遊ぶだけだから、化粧は薄めに施しパーカーとジーンズといった滅茶苦茶ラフな格好である。最悪マスクしとけば大丈夫。それより時間がやばい!


交差点の信号で立ち止まる。
目の前に大きめなトラックが通過した。おい今のトラックの運転手スマホ見ながら運転してたぞ。危ないな、人死にが出る前に今すぐ警察に捕まっちまえ。





近所の駅まで全力で走れば、既にいた友人が「遅い!」と言いつつ笑顔を浮かべていた。

そうだ、この子。Aちゃんも、地元の中小企業に就職して、4月から社会人となるんだ。
私と一緒。「休みが合えば一緒に遊ぼ〜!仕事の愚痴とか言いたい〜〜」と、まだ働いてもないのにそんな約束を交わした仲だ。早いよな、ホント。まだどんな雰囲気の会社なのかも分かってないのに。







とあるカラオケ店の一室で私達は散々歌いまくった。好きなアーティストの曲を入れまくり、時にはマイナーなアニメの主題歌も歌ってやった。


「何それ面白、アンタそういうの好きだったんだね」とAちゃんは笑った。そうなんだよ、私こういうの大好きだったんだよ。

………なんで過去形?さっきから訳わかんないなあ



「Aちゃんがミーハー過ぎるの。私ジャニ○ズあんま知らないんだよね」

「いや私も流行りに乗っとけば良いや的な感じだから。ミーハーじゃないよ?一度タピオカミルクティー飲んでみたいなとは思うけど」

「それをミーハーって言うんだよAちゃん」

「そっか」

「何でそんな他人事なの」



何だか可笑しくなって2人して笑った。私なんて腹がよじれるほど笑った。


笑い過ぎて、また目から涙がぼろぼろと零れた。



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第佰近陸話(煌めくようなあの日々が、)→←第佰近肆話(それはとある日常の、)



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設定タグ:鬼滅の刃 , 原作沿い , 転生   
作品ジャンル:ギャグ
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はる - やば、めっちゃ最高…!!ゆっくりでいいので更新待ってます‼ (1月30日 19時) (レス) id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
まる - ここで更新停止かぁ… (2021年9月29日 23時) (レス) @page28 id: 87d8813e38 (このIDを非表示/違反報告)
お酢 - 更新楽しみに待ってます!!!更新頑張ってください!!! (2020年10月22日 21時) (レス) id: e1ff724525 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - 応援しています。更新を楽しみに待ってます。 (2020年10月10日 21時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
さくらのん - 面白いので、更新停止されてて悲しいです。 (2020年8月3日 12時) (レス) id: 7e097f90aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱんこ | 作成日時:2019年8月12日 21時

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