#力に ページ40
『烏養コーチ』
烏養 「おう、どうした。」
『私、ベンチに入りたいんです。
試合中、選手の心の声が聞こえることがあるんです。
それに………近くで見てる方がアドバイスできることが沢山ある。
でも……』
烏養 「清水が3年だから、」
『はい……』
烏養 「俺は、清水がそんな理由で断るとは思わねぇな。
話してみたらどうだ？」
ちなみに俺は賛成だ
と笑ってくれた烏養コーチ。
やさしい。
『はいっ！じゃあまた、後日。失礼します』
澤村 「帰んべ〜」
『お兄ちゃん！
お疲れ様。残るよね？春高！』
澤村 「ああ……
けど」
『自分の心に素直にならんと、いいことないよ。
まだやれるなら、やらないと絶対後悔する。
そんな姿見たくない私は最後まで、お兄ちゃん達3年生が活躍する姿みたい！』
澤村 「A…、ほんと、お前には適わんな。」
スガさんにも後で連絡してみようかな。
ここ最近色々あって、話せてなかったし…
なんて考えてたその時、
スガさんからLINEが来た
(全員スマホ設定で許してください…)
スガさん今夜時間ある?
Aはい!大丈夫ですよ
スガさんじゃあ電話しよ。また後でね!
スガさんと電話、、、
やばいやばい緊張しちゃう。
澤村 「どうしたんだ？ニヤニヤして…」
『へへ、今夜スガさんと電話するの。
あ、そうだお兄ちゃん。』
澤村 「んん？」
『今日の試合、悔しいかもしれないけど……
カッコよかったよ。凄くカッコよかった。
だからさ、いつまでも下向いてるんじゃなくて
上向いて行こうよ。
次の春高、青城にも、白鳥沢にも勝って
全国に行く！！そんで、音駒にも勝つ！
ね？』
澤村 「そうだよな…そうするしかないよな！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 285人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
