#三対三 ページ4
月島「そろそろやりなよ。
王様のトス。
あ、それとも怖くてできない？」
王様のトス……
あー、あれか。
去年の大会で、影山くんが投げたトス
けど、誰も投げた先にはいなかったんだよね。
そりゃあれは怖くなるよね。
私だって………
もしあんなことがあったら怖くなってると思う。
影山「トスを上げた先に誰も居ないっつうのは心底怖えよ。」
日向「でもそれ中学ん時の話だろ！
俺にはトスがあがるから関係ねぇ！」
『は？え、日向くん？すごいこと言ってるよ…』
ほら、もうだって
見てご覧よ。あの影山くんの顔…
『スガさん、スガさん。大丈夫かなぁ…』
菅原「ははっ、心配しなくて大丈夫だよ。
きっと大丈夫。」
『スガさぁぁん…』
菅原「もう〜ほら。大丈夫大丈夫。
ちょっと待ってて。俺、アドバイスしてくるから。」
そう言って、影山くんの元に向かったスガさん。
やばい、カッコイイ。めちゃくちゃカッコイイ…
さ、さすがだわ…
影山「お前の１番のスピード １番のジャンプで飛べ！ボールは俺が持って行く！」
なんてカッコイイ……
そして、その後に日向くんはスパイクを見事に決めて……
けど、今あの子ボール見てなかった！
見とらんかったのに、あんなに正確にボールを打った…
どうして？
すごい…
菅原「な？だから言ったろ？心配いらないって。」
『ふふ、ほんと！さすがスガさんだね。』
菅原「ちょ、やめろって恥ずかしいだろ…？」
『いいのいいの。今日くらいこうさせてよ！』
スガさんのかっこいい1面が見れた素敵な1日。
そして無事にあの二人も入部し
私たちの学年はマネージャーを含む、5人となった。
月島くんも山口くんも、上手くやっていけるといいなぁ。
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