兄に妬みを。父には承認欲求を。３【僕のヒーローアカデミア】 (ページ49)

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翌日の休み。冷猫は爆豪の部屋で二人でゴロゴロしていた

折角付き合ったのなら、デートの一つでも行きたいが全寮制になった経緯が経緯なのでそう簡単には叶わない

『ねぇ勝己、私の事好き？』

爆「あぁ、好きだ」

『本当に？本当に好き？ずっと私の事見てくれる？』

爆「ったりめェだろ。てめェしか眼中にねェわ」

爆豪は冷猫の頭を撫でながらそう言う。冷猫は爆豪に引っ付いて片時も離れようとしない

『もし私の事嫌いになったら、私死ぬからね』

爆「嫌いになるワケねェだろ。つーか簡単に死ぬんじゃねェ」

『授業以外は私以外の女子と喋っちゃ駄目だよ』

爆「授業は良いンかよ」

『だってそれはヒーローとして必要な会話でしょ？勝己の邪魔するワケにはいかないから、流石にそこまではしない』

本当は話してほしくないけどね、と冷猫は続ける

すると、机の上に置いてあった冷猫の電話が震えた

爆「何かメールきとんぞ」

『ん、』

冷猫は手を伸ばしてスマホ画面を見る

そして、目を大きく見開いた

爆「…どした」

『…っ、パパ、パパからメール来てる……』

よく分からない感情のまま、冷猫はメールを開けた

するとそこには、

”どこかの週末、家に帰って来い。個性を見てやる”

という文章が

冷猫は震える手で、”分かった。また連絡する。楽しみにしてるね。”と返した

爆「何だった」

『…っ”見てやる”って…！パパが私の事見てくれるって！！』

冷猫は目に薄っすら涙を浮かべながら笑う

『っ今から先生に許可貰いに行ってくる！！』

爆「あっ、オイ！」

爆豪が止める暇もなく、冷猫はドタドタと部屋を出ていった

まぁすぐ戻ってくるだろうと爆豪は自室で待っておく事にした

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英検控えてるので更新頻度ちょっと減るかもです！多分次の日曜超えたら元通りかも！！

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