無意識の女の子 ページ19
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「うーん……？」
調べだしたはいいものの、ネットだと様々な情報が混在して結局何からすればいいのかが分からなかった。多分方法としては色々あるんだろうけど、今の自分の状況からして何が最適なのかとかどういう行動をすればいいのかって事がイマイチ理解できない。
はぁー…と息を吐いて床に寝転んだ。やっぱり私には無理…？
「……あ」
天井を眺めていた時に思い出したこと。
そうだ、そういえば詳しい人がいるじゃん。
私はすぐに起き上がって寝間着にボサボサの髪の毛状態の身だしなみを整え始めた。
いつも通り化粧をし始めて、顔が完成していくと同時に化粧ポーチに出した化粧品をしまっていく。ただその時、普段あまり使わない子たちをふと取り出してみてしまう。少し色がはっきり出るから職場では不向きだなとか、買ったはいいものの使ってないなとか。なんだかんだシンプルで代り映えの無い化粧に落ち着いてしまっていた私はキラキラしたその子たちを少し手に取ってみた。
「あれ…意外と可愛い」
出来心でつけてみたそれは思ったよりも自分の肌に合っていたようだ。変なタイミングで楽しくなった私はいつもより丁寧に顔に化粧品を塗っていく。
そしていつもならアイロンを軽く通して寝ぐせを直すだけとか、時間が無い時なんかは結んで終わり。そんな髪の毛も少しだけ巻いてみたりして。
いつもと少し違う自分の姿が鏡に写る。
なんだろう、デート前の女子みたい。
不意に思ったそれに、私はハッとした。
私は阿部くんに会いに行こうとしている。会いに行こうとして準備している。
その事実に一人で顔を赤くした。私…何しているんだろう。
恥ずかしくなって鏡を閉じた。そしてクローゼットを開いて着替えようとする。よく着る服に手をかけたところで端っこにかけてあったロングスカートに目線が移った。一目惚れで買ったもの、でも職場には少しカジュアルすぎるし普段も何だかんだ楽なパンツスタイルにしてしまってまだ着れていなかったものだ。
試しにそれを取って、買った時に合わせようと思っていたトップスに合わせてみた。可愛い、やっぱりこれに合う。
「え…いや……私何やって…」
「ごしゅじんさーま」
「え」
また恥ずかしくなって脱ごうとスカートに手をかけた瞬間
「お迎え来た！」
振り向いた先、ちょこんと座る狐さんが笑っていた
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ぽぷら(プロフ) - まいさん» ぜひこれからもお読みいただければ！嬉しいご報告ありがとうございました！🙌 (2022年6月8日 22時) (
レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - まいさん» コメントありがとうございます！ゴーストさんもお読みくださったんですね、とっても嬉しいです！ファンタジー作品が多めなので、どれかを見つけて気に入って下さった方はもしかしたら他にもお口に合うものがあるかもしれません☺️ (2022年6月8日 22時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
ぽぷら(プロフ) - むったんさん» コメントありがとうございます！お返し遅くなってしまいすみません。次回更新で移行になりますので、是非そちらでも楽しんでいただけたらなと思います☺️ (2022年6月8日 22時) (レス) id: 0e689a64ff (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - いてとても驚きました笑これからも素敵なファンタジー作品を楽しみにしています いつも素敵な物語をありがとうございます (2022年5月27日 1時) (レス) id: 3478eff812 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - コメント失礼します以前作者様が書いていたハーフゴーストが大好きで、この作品、ハーフゴーストどちらもたまたま検索欄から見つけ夢中になっていました。そこでハーフゴーストを読み返していてこの作者様は他にどんなものを書いているのかなと見ていたらこの妖を書いて (2022年5月27日 1時) (レス) id: 3478eff812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽぷら
| 作成日時：2022年5月16日 0時
