【銀魂】今日も傘屋は騒がしい【坂田銀時】

46 再会 ページ47

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「八雲！」



「気付くのおそ。 とても二十代の反応速度とは思えない」



「……再会早々悪口かこの野郎しばくぞ」



今すぐその生意気な口を縫い付けてやりたいところ……だけどまぁ久々の再開だからな、ここは見逃してやろう。



「かれこれ会うのは半年ぶりくらいか……みんな元気にやってる?」



「あぁ、騒がしくて昼寝も出来ないくらいだよ」



「あれまぁそれはお気の毒に」



ふは、とわざとらしく笑ってやると、八雲は睨みを全開に効かせて私を見上げた。

だけどもやはり身長差というものがある故、睨んだところで効果は皆無である。



「……てか、ここで何してたの?
なるべく人がいるとこには行くなって言ったはずなんだけど」



「いや、どうしてもこの新装開店の傘屋を見てみたくてさ」



「なるほど。 丁度帰り際なら、家寄ってく?」



「あぁ、うん。 ＿＿＿ていうかどの道寄らないといけないから」



「どの道?」



「行けば分かるよ」



首を傾げた私を他所に、八雲はスタスタと歩き出す。


その愛らしい顔立ちとは裏腹に可愛げ無い性格……頭の中に沖田君が浮かぶのはどうしてだろうか。
嫌だな将来あんなになったら。 もうドSはいらないわ。二人で十分だわ(旦那と沖田君)。

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