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ソフィーside

そう言って楽しそうに服を選んでいるのを見ていると微笑ましいなと思う。

私の隣の男はそれを眉間にシワを寄せて見ているけど。


白「アーセナル、そん ……赤「アーセ」……?」


私が言葉を遮られたのを疑問に思っていると、アーセナルはチラリとこっちを見た。


赤「言うてみ? アーセ」

白「アー、セ?」


そう言うと、アーセナル……アーセは顔を赤くして、ん、と言った。


白「アーセはこんな風にいつもトッポとジョニーの付き添いで来てるん?」

赤「いや、2回目……1回目はえいとの時」


えいとって誰だろう? と首をかしげていると、アーセはポケットからカードケースを取り出して私に見せてくれた。

開けると、7人がうつっていてジョニーが赤ちゃんを抱えていた。


赤「母親の依頼で預かることになってみんなで育てたんや……でも最後はやっぱり親の元に帰っていった。その時にジョニーが『最後に写真撮りたい』って言うてそうなった」

白「かわいいね」

私がそう言うと、アーセは少し笑っていた。


その写真の下にもう1枚写真があるのを見つけた私はさっきの写真を上にずらした。

すると、幼い男の子7人と女の子が1人うつった写真が出てきた……この写真はこどもの家の時のもの。


赤「懐かしいやろ? その写真」


私が大きくうなずくと、アーセは頭を撫でてくれた。

赤「みんなもこうやって持っとると思う……みんな心配したんやから」


私はそれを聞いてありがとう、と言った。

そして、再会できた今、また写真を撮りたいと思った。


白「ねぇ、アーセ。こうやってまたみんなで写真撮りたいんやけど」

赤「……わかった。ジャッキーに聞いてみるわ」

アーセはそう言うと、ニコリと笑った。

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作者名:明日 x他1人 | 作成日時:2016年2月15日 20時

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