検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:34,580 hit

9.14 ページ6

「誕生日おめでとう」

この胸から溢れそうな想いが1つもこぼれ落ちずに、伝わりきりますように。
そう願って、愛しい人の目を見つめながら精一杯の想いを込めて言った。

宮田はやっぱり驚いた顔をして、でもそれは一瞬で、次の瞬間目がなくなるくらいの満面の笑みを見せてくれた。

「たま……」
「宮田が急な予定変更好きじゃないことは知ってたけど、でも俺が、一番に宮田の誕生日祝いた」

言い終える前に宮田の唇が俺の唇を塞いだ。
瞬間的に幸せで胸が満たされるのを感じる。
どんなに怒ってても、寂しくても、これだけでチャラになってしまうから不思議だ。


唇が離れても見つめ合う瞳はそのままで、2人で微笑み合う。


「としくん…生まれてきてくれてありがとう」
「こちらこそ、出会ってくれてありがとう…裕太」


宮田のスマホのバイブは鳴り止まないけど、宮田は気にしていないらしい。
理由は…大体分かってるけど

「スマホ……いいの?」
「いいの。裕太との時間を大切にしたいから…ね?」

その声はやっぱりぐずぐずになってしまいそうなくらい甘くて、自分で聞いたくせに俺は宮田を直視できなくなる。

予想してた答えでも、思わず口元が緩んでしまう。
その行動は、例え無意識だとしても俺が一番って証拠だから…

「だから、さ」

彼が俺を見つめて、後頭部を優しく包むように手を添えるから、それに応えるようにゆっくり目を閉じた。



「好きだよ、裕太」
「俺も……好き」



これから先もずっと変わらずに、2人で肩を並べて歩いていくんだって、決意を新たにした。



fin.*・゚

作者より→←9.13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
59人がお気に入り
設定タグ:宮玉 , Kis-My-Ft2 , 宮田俊哉,玉森裕太   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴの(プロフ) - ともさん» ともさんコメントありがとうございます♪リクエスト書く書く詐欺しててすみません…(*_*)キュンキュンしていただけて嬉しいです(o^^o) (2015年9月18日 22時) (レス) id: 49e2fd9611 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 更新有難うございます!ぴのさんの付き合ってる宮玉、ものすごくキュンキュンちゃいました! (2015年9月17日 2時) (レス) id: 25d89dbc40 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - ゆう☆さんコメントありがとうございます♪ハッピーバースデーですね(o^^o)間に合って良かったです笑 がっつりエロは私には書けないので雰囲気だけ…笑 リアルの宮田くんもたまちゃんと素敵な1日のはじまりを迎えたことでしょうね(*´艸`*) (2015年9月14日 8時) (レス) id: 49e2fd9611 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう☆(プロフ) - ハッピーバースデー♪♪ 宮田君が産まれてきてくれて、玉ちゃんと挙式をあげるまでに(((o(*゚▽゚*)o)))幸せな初夜?覗けて幸せです。 (2015年9月14日 7時) (レス) id: 2e911b5fb6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴの | 作成日時:2015年9月14日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。