任務6 ページ7
貴方サイド
『そういえば、ルフィも海に出たみたいですね。手配書見ました！』
「ガープの奴はなんだって？」
『けしからんって…でもどこか嬉しそうでしたけど』
手配書を持ち歩いてたぐらいだし…。
「そうかい。Aは会ったらどうするんだ？捕まえるのか？」
『まさか。弟の夢の邪魔をする姉がどこにいますか！』
きょうだいは私にとって何よりも大切だから。
「なんだか、昔と変わらないで安心したよ。……エースとは会ったのか？」
ダダンさんが心配そうに聞いてくる。
『はい、何回か。一緒に食事もしましたし、仲良くしてますよ！何も言わずに出て行ったこともちゃんと謝れましたし…』
それを聞いてダダンさんは安心したのか、表情が柔らかくなった。
「Aが居なくなってからエースはしばらく荒れてたニーな」
「……あれは酷かったな、ここら辺の木全部倒してな」
あぁ…なんか想像できる。
皆さんに迷惑かけて申し訳ない。
「海軍では今どこまで行ったんだ？」
『中将です』
おお、と小さな歓声が上がった。
「ガープのヤローと同じじゃねェか。頑張ったな……」
『ありがとうございます！』
こうやって、ダダンさんに褒められるのは久しぶりだな。
ダダンさんにこう言われると、また頑張ろうって思える。
＊＊＊
それからお昼ご飯を食べながら、海軍に入ってからの出来事などたくさん話した。
昔のように食器洗いを手伝ったりもした。
そして、落ち着いてからドグラさんが口を開いた。
「もうマキノたちの所には行ったニーか？」
『いえ、これからです』
「じゃあ早く行ってやんな。あいつらもきっと会いたがってる」
『そうですね…じゃあそろそろ行きます』
皆さんが家の外に出てお見送りしてくれた。
『本当に皆さんが元気そうでよかったです！会えてよかった！』
「…いつでも帰って来いよ」
ダダンさんは真っ直ぐな瞳でそう言った。
『はい、必ず…！』
だってここは沢山の思い出が詰まった大切な場所だから。
『では、また！』
私は一礼して、来た道を下っていった。
＊＊＊
ダダンサイド
「う゛……」
Aの姿が見えなくなって、あたしはその場に崩れ落ちた。
「お頭、泣かニーでください！」
「あいつあんなに成長して帰ってぎで……」
わざわざ顔を見せに帰ってきてくれるなんてな。
本当に立派になった……。
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いろぺん(プロフ) - 森羅万象さん» ありがとうございます！そう言ってくださって本当に嬉しいです〜！過去編もぜひ！((宣伝)) (2019年4月20日 22時) (
レス) id: cdf9f329bf (このIDを非表示/違反報告)
森羅万象 - めっちゃ面白いです!はまった。。 (2019年4月20日 16時) (レス) id: 0aa74f57a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろぺん | 作成日時：2019年3月10日 16時
