百個世行【切島鋭児郎】 (ページ15)

今日:7 hit、昨日:9 hit、合計:6,043 hit

卵が15個ページ15

梅「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気出なさそっ」

爆「ンだとコラ！！出すわ！」

梅「ほら」

相「もう着くから、いい加減にしろよ」

『あはは、でもいいなこういうの』

相澤先生にはもの好きだなみたいな目線を頂戴した。

シャトルバスが止まって皆降りると、そこには大きな遊園地のような建物がそびえ立っていた。

皆はそれを「USJだ」って感動してたから、多分遊園地なんだと思う。

？「ここは、【U】ウソの【S】災害や【J】事故ルーム！！

((((((USJだった…！！))))))

皆さんお待ちしていましたよ！」

出「スペースヒーロー13号だ！災害救助でめざましい活躍をしている紳士的ヒーロー！！」

お茶「私13号大好きなの～！」

(『What's thirteen?』《何？13？》)

出「その個性で何人もの命を救っているんですよね？！」

13「はい、ですが…
皆さんご存知だとは思いますが、僕の個性は"ブラックホール"
どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます。1歩間違えれば(云々ｶﾝﾇﾝ………)

以上、ご清聴ありがとうございました！
それでは中に入りましょう！」

「「「『宜しくお願いします！！！』」」」

愛らしい姿の13号先生と相澤先生に続き、私たちもUSJに入る。

本当にテーマパークのようで色んな災害エリアが存在した。

相「吹灰、13号と協力して災害救助の基礎を…」

言葉の途中で、USJ内の電気が一斉に切れた。

そのあと噴水の方から黒い霧が深くなり、そこから手だらけの男を中心に、柄の悪そうな男共が這い出てきた。

途方もない＂悪意＂

間違いない。ヴィランだ。

鋭「何、入試の時みたいにもう始まってるパターン！？」

鋭児郎がヴィランに近づこうとするから、咄嗟に腕を絡めて掴んだ。

『待っ』
相「動くな。13号は生徒を集めて避難しろ」

流石、早いな。さぁどうする？間違いなくヴィランは外へ出してくれないだろうな。さっきの黒い霧、多分アレは個性と見て間違いない。ワープか？なら、そのワープで生徒と先生を協力させないよう散り散りに飛ばすか…？
目的は明確、オールマイトだな。彼を殺すために私たちは恐らく人質だ。

なら、すべき事は、人質にならないこと。皆をならせないこと。それができた上でのヴィラン排除。

とりあえず避難ね。