恋煩いが悪化しました ページ34
年下と付き合うなんて初めてだった。
もちろんファンは同世代や年下が多いけど、いつも付き合う人は年上か同級生。
ましてこの歳になって大学生と付き合うことになるなんて。
ツアーも終えて久しぶりにオフだと彼女に伝えると、彼女は試験目前だそう。
少しだけでも顔見に行きたいな、なんて思って彼女の大学の近くのカフェで待つことにした。
【ちょっとだけ顔見たいから○○ってカフェで待ってる。】
一言メッセージを送信してコーヒーを1口飲んだ。
直ぐに既読が着いて
【あと30分で講義終わります！】
と高速で返事が来た。
あと30分かー、時間潰すのは得意だからスマホでもいじって待つか。
カフェには彼女と同じ大学であろう学生がもう何人かいる。
まあ帽子もマスクもしてるかバレないだろう。
勉強したり、パソコンを広げていたり。
俺の大学生の時こんなカフェで勉強したりする習慣なかったけど？
【今から向かいます！】
彼女からのメッセージで30分以上時間が経っていたことに気づく。
スマホいじってるとダメだなー、と何故か自己嫌悪に陥ってテーブルの上に画面を伏せて置いた。
道路側に座れたから見てれば来てることに気づくだろうし。
しばらくすると何人かの学生の集団の中に彼女を見つける。
｢あ、Aちゃん。｣
思わず小声で呟いてしまい、周りに聞かれていないか見回す。
独り言はさすがにちょっと恥ずかしい。
早歩きで歩く彼女を追いかける1人の男の子。
Aちゃんが振り返り、はっとした顔をしてカバンから何かを取り出して彼に渡す。
男の子はポンっと彼女の頭に手を置いて笑っている。
｢えぇ……｣
なになにどういうこと。ただの同級生？？？
彼女はさっと手を振って小走りでカフェに向かってくる。
さすがに今の頂けないんですけど……。
カフェに入ってきた彼女はキョロキョロと店内を見渡す。
俺を見つけてぱっと笑顔になる。
｢宏介さん、ツアーお疲れ様です。
あと、待たせちゃってごめんなさい。｣
少し息を切らす彼女を見ていると聞きたくても聞けない。
｢Aちゃんこそお疲れ様。ごめんね、走らせて。
いつものやつ買ってくるから座ってて。｣
自分で行きます！という彼女を制御して飲み物を買いに行く。
彼女がいつも飲むのはアイスカフェオレ。甘いのが大好きだからシロップは2つ必要なんだ。
……ってさっきの彼も知ってるのだろうか。
もやもや、とする気持ちを押し込んで彼女の飲み物を頼んだ。
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るう＠邦ロックとetc(プロフ) - うわあ………尊い………めっちゃすきです………m(_ _)m (2020年10月3日 7時) (
レス) id: d47d9f7e3c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - まるこさん» ありがとうございます。ちょっと過激すぎたかな？と思いましたが楽しんでいただけて嬉しいです。第2弾、終わったばかりですが第3弾が始まりました。またお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2020年4月27日 20時) (レス) id: af8940d8bd (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 零さん» ありがとうございます。第2弾、終わったばかりですが第3弾が始まりました。またお付き合い頂けたら嬉しいです。これからもよろしくお願い致します。 (2020年4月27日 20時) (レス) id: af8940d8bd (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - あちゃさん» ありがとうございます。第2弾、終わったばかりですが第3弾も登場しております。またお付き合いください。 (2020年4月27日 20時) (レス) id: af8940d8bd (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 第二弾お疲れ様でした！どのお話も楽しく読ませていただきました！（最後のお話私的に最高すぎました、、、！）第三弾も楽しみにしていますので、無理せず更新していただけると嬉しいです！ (2020年4月27日 2時) (レス) id: 5234202a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕 悠 | 作成日時：2020年4月8日 18時
