6話 ページ8
流血注意!
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きんとき視点
ぼんやりと目の前の床を見つめる。
「…」
身動きができない。
縄で縛られている?
ここは…どこだ?
ひんやりと冷たい空気。
石で作られた床。
いつもとは違う場所なのは明らかだ。
「…俺は、確か_…!」
手下「起きたか。」
「!お前…!」
手下「魔王様の命令でお前をここに連れてきた。」
まずい…殺されるのか?
手下「"侵入禁止エリア付近に何かがいる。情報を聞き出せ。聞き出せなければ殺せ。"
との事だ。
死にたくなければ情報を吐け。」
逃げるか?
スライムの体に戻れば簡単な話だが、手下は強い。
きっと逃げた瞬間殺される…。
耐えるか?
みんなが助けに来てくれるかも知れないし、逃げるチャンスがあるかも知れない。
…耐えるのが一番良さそうだな…。
手下「一つずつ聞いていく。
まず、お前は何のためにあそこにいた?」
とにかく嘘をついてやり過ごそう…。
「薬草を採取しに来ていただけだ。」
手下「この近く一帯薬草は生えていない。
本当の事を言え!」
まずい、そう言えばこいつらは知能が凄く優れていると聞いたことがある…。
嘘なんて意味がない…!
「っ…。」
手下「言え。」
グサッ
急に腹部に激痛が走る。
「ぁ"っ"…!?」
ナイフ…!?
嘘だ…。
このまま…耐え、れるのか?
チャンスが来るその時まで_
手下「…チッ…では聞き方を変えよう。俺を見た瞬間隠れたな?
なぜだ?」
「…」
手下「早く答えろ!」
グサッ
「ぅ"っ!」
再び激痛が走る。
足元に血溜まりが出来ていく。
こんなことになるなんて、予想してなかった…。
タヒぬのも時間の問題か…。
きっと、今がギリギリだ。
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作者名:まっしゅるーむ x他1人 | 作成日時:2024年1月4日 0時