耳が“無い”私に言ノ葉の歌を世界を【プロセカ】[神代類] (ページ3)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:19,080 hit

2　手ページ3

・

Aside

私がお母さんとはぐれてしまったと言う(？)と、その人は一緒に探してくれると言った。

でも、この人も色々用事があるらしくて、長くても10、15分位しか一緒に探せないらしい。

お母さん、何処だろ…

？[そういえば君の名前はなんだい？僕の名前は神代類。ここで、ショーをしているんだ。]

へー…ショーしてるんだ…

A[私は柳原Aです！最近ここに引っ越して来ました！]

私はそう打って神代さんにスマホを返した。

神代さんはスマホを受け取ると、誰かに呼ばれたように後ろを振り返った。

神代さんの視線の先には、クレープやらわたあめやら沢山持っているピンクの髪の女の子と、なんだか沢山荷物を持っているオレンジの髪の男の子と、それを呆れた目で見ている灰色の髪の女の子の姿があった。

オレンジの男の子が神代さんに話かける。
多分私のことだろう。

話終わった後、神代さんがスマホに何か文字を打って、私に見せた。

類[A君、よかったら僕達のショーを見に来ないかい？]

いいの…？

A[あの…私が行っていいんですか？]

すると、オレンジの髪の人がずいっとスマホを近づけてきた。

？[勿論だ！是非来てくれ！]

私の中は嬉しいでいっぱいだった。
今までこんなに優しくしてもらったことが無かったから。

そしたら、ピンクの女の子がスマホを見せてきて、

？[なんで泣いてるの？]

と、言う文が書かれていて初めて私は自分が泣いていることに気付いた。

私は女の子のスマホにこう打った。

A[嬉しい、からです。]

すると女の子はパァアアと、笑顔になり、私の手を握ってくれた。

私は人生で初めて

人の手を握った。