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スタッフさんに一言二言挨拶をして、ゆっくりこっちに近づいてくる舘さん。
いや、いいんだよ、
だって舘さんに会うためにここまで来たんだし、
その為に待ってたわけだし。
宮「…ふっかも、なんか事務所に用があったの？」
なのに、何で舘さんは、そんな困ったような顔で俺を見るんだよ。
宮「…ふっか？」
深「…あ、いや…」
宮「………」
深「………」
なにをしに来たんだよ、俺は…
何でここまで来て、言葉が出ないんだよ！
宮「…じゃあ、俺、行くね…」
沈黙が続いて気まずいのは舘さんも一緒で、
俺から離れるがために帰ろうとする。
俺に背を向け、足を進めようとする。
っダメだ！
深「待って！」
宮「ぅおっ、…え、なに？」
咄嗟に舘さんの手を掴んでた
もう、どうにでもなれ。
深「こっち」
宮「え、っちょっと、え？」
戸惑う舘さんを他所に、掴んだ手を引っ張っていく。
どっか、2人になれる場所、
どこがある？
……あ、
宮「わっ！、もう、今度は急に止まるなよ！」
深「………」
宮「ねぇ、聞いてんの？」
深「…ねぇ舘さん」
宮「…はぁ、何？」
深「今から、俺の家来ない？」
宮「………はい？」
・
宮「…お邪魔しまーす」
深「…お邪魔されまーす」
俺が舘さんに続いて言うと、ギロっと睨まれた。
怖いって、そんな怒んなよ。
あれから舘さんの答えなんて聞かず、タクシー取っ捕まえて勝手に連れてきた。
…まぁ、怒りますかそりゃ。
深「…えっと、とりあえず寛いでてください」
宮「…はぁ、」
あぁ、ため息が辛い。
舘さんをソファへ促し、早くせねばと急いでお茶を用意する。
深「…粗茶でございます」
宮「…紅茶じゃん」
深「そう！結構良いやつ、康二に教えて貰ったの！」
宮「じゃあ粗茶じゃねぇじゃん」
深「…あ、」
ははって舘さんが笑う。
良かった、機嫌治った。
宮「んで、何で俺はここにいるの？」
深「え？」
やべ、舘さんが笑ってるのを見ててボケッとしてた。
そうだ、何の為にここに連れて来たんだ。
2人で話しがしたかったんだろ。
深「…あのさ、舘さん」
宮「はい、何でしょう」
深「最近、俺のこと避けてない？」
俺がそう言ったとき、舘さんが小さく肩を揺らしたのが見えた。
折角の笑顔も、一瞬で消えた。
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パンダ(プロフ) - 一気に読んでしまいました 面白くて笑ったり、切なくなったり自分の感情が忙しかったです笑 楽しく読ませていただきました！ 阿部ちゃんがどうなるのか気になります… (2020年9月15日 17時) (
レス) id: 2ea9e4b1c6 (このIDを非表示/違反報告)
微.(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に素敵なお話に巡り会えて幸せです、評価の星ひとつでは足りないくらい何度も押したいです。この感激のままもう一度イチから読ませていただきます＾＾ありがとうございました (2020年7月28日 23時) (レス) id: 5cda986904 (このIDを非表示/違反報告)
りりー - 1番好きな小説でした。完結おめでとうございます、そしてお疲れ様でした。だてふか？ふかだて？に目覚めました。責任とって下さい(喜)また次作も楽しみにしております。 (2020年7月28日 22時) (レス) id: 432d049e60 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆり(プロフ) - 毎回楽しく読ませて頂きました！とても大好きなお話です！次作も楽しみにしています (2020年7月28日 22時) (レス) id: 49e0ed6ec1 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 完結おめでとうございます。こんなにも楽しみに更新を追いかけたお話も久々でした。毎回毎回その展開とお話のテンポの良さに惹かれていました(*^^*)ぜひともその後の二人や、あと緑くんの想いがどうなったかも気になるので…いつか続編見せて頂けたら嬉しいです* (2020年7月28日 21時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カリフラワー | 作成日時：2020年7月13日 21時
