手越 ページ42
手「おはー」
俺がスタジオにつくとみんな揃っていた。
なんだか昨日の気まずさもあり
みんなとうまく目を合わせられない。
ス「では始めますー」
〜〜〜♪
手「あの空に描いた光の放物線」
俺は右手でマイクを持つ。
もしかしたら昨日はたまたま
持てなくて落としただけで
今日は持てるかもしれない。
でも、また繰り返す現実が怖くて
左手を使うことができなかった。
チラチラとまっすーの視線を
感じていたが無視をして
鏡にうつる自分の姿をみつめた。
だけど…
どうしてもマイクを左手に持ち
みんなと揃えなきゃいけない箇所があった。
そう…サビなんだよね…
ードキッドキッ
サビが近づくにつれ心臓がはやまる。
大丈夫かな…。
…いや。大丈夫だろ。
こんな弱気になんのも俺らしくねーよな？
うん。大丈夫大丈夫。
普通に持ってみよーぜ？
自分に言い聞かせるように
サビに合わせてマイクを持ち替える。
「「あの日泣いた〜」」
あれ…
持てるじゃんおれ…
よかった…
安心して前を向き笑顔をつくった。
けど…
ーゴンッ
増「…」
スピーカーを通して鈍い音が響いた。
みんなの動きも止まる。
目線はみんな俺。
なに…？
手「…あ…」
冷たいフローリングをみると
マイクが落ちていた。
そして左手に視線をうつすと
持っていたはずのマイクがなくなっていた。
手「…」
やっぱ…俺持ててないんだ…
音楽だけが鳴り響く中
無言でマイクを拾った。
ス「…い、一旦休憩はさみます！」
いや、いま始めたばっかじゃん…。
俺に気つかってんだろ…？
手「…っ！！」
周りの優しさが余計に苛立ちを増して
俺はマイクを自分の荷物の上に投げつけた。
マイクが壊れたらヤバイと咄嗟に判断してる自分にもイラつく。
増「…手越」
手「…」
まっすーを無視して部屋を出ようとするが腕を掴まれた。
。
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しおり(プロフ) - なわちさん» コメントありがとうございます！ファンだなんて(｡-_-｡)ポッ。(笑)嬉しいです( ^ω^ )これからもよろしくお願いします(^^)！ (2014年9月12日 12時) (
レス) id: f19556adac (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 千里さん» コメントありがとうございます！！終盤頑張ります！ありがとうございます(｀_´)ゞ！ (2014年9月12日 12時) (レス) id: f19556adac (このIDを非表示/違反報告)
なわち(プロフ) - 面白い！頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))私はあなたのファンです(⌒▽⌒) (2014年9月12日 1時) (レス) id: 3cb9b28fc9 (このIDを非表示/違反報告)
千里(プロフ) - 頑張ってください！ (2014年9月12日 1時) (レス) id: 3cb9b28fc9 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 浅香さん» わーありがとう！！これって前につけても少し時間経つとまたつけれるようになるんだね(^^)！！ (2014年9月11日 0時) (レス) id: f19556adac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおり
| 作成日時：2014年8月5日 0時
