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『こ、ここかなぁ………』
約半年ぶりに、兄から連絡が来て急になんだろうと思ったら「着替えを持ってここに来い」というメッセージと地図のURLだけが送られてきた。
貴重な長期休みだから、休みを満喫するつもりだったのに……「どうせ暇だろ」とだけ言われたあと既読すらつかなかった。いや確かに、暇だけども。花の高校生活、こんなに暇でいいのかってくらい。
『にしても無駄に高い建物だなぁ……てか、お兄ちゃんどこいんの。遅れたら罰金とか言っておいて自分が遅れるなんて………』
「あ、君が絵心さんの妹さん？」
『？！？！？え、あ、へっ……は、はい』
……え、何この美女…………てか胸デカッ
……え、お兄ちゃんこんな美人な人と知り合いなの？
「やっぱり。話は絵心さんから聞いてるわ。
私は帝襟アンリです。よろしくね。詳しい話は、あとでするとして……とりあえず着いてきてもらってもいい？」
『はい…………あの、えと………私、なんでここに呼ばれたかも分からないんですが……それも後でって事ですか？』
帝襟「……え？！聞いてないの？！
……絵心さんから本当になにも聞いてないの？」
『は、はい……急に連絡来て、ここにこいとだけ……来ないと罰金とだけ言われて……』
帝襟「……なるほどね。
まぁ、きっと絵心さんにも考えがあるのね」
えぇ………………
・
・
……にしても、中も広いなぁ。
会話しながら歩いてるけど、本当に広い。なのに誰ともすれ違わないな……
帝襟「はい、到着。ここに絵心さんいるから、入ってね……て、絵心さんだと貴方と同じになっちゃうから、貴方のことはAちゃんって呼んでもいいかな？」
あれ……私、自己紹介したっけ？してなと思うけど、、、、
あっ、そっか……お兄ちゃんからは話聞いてるのか…？
『は、はい大丈夫です……』
兄がいるという部屋の前に立ち、ドアノブに手を掛けた。
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オタなーん - 最新ありがとうございます！嬉しいです！話し面白かったです！ (2022年9月24日 15時) (
レス) @page7 id: e0d32b81e6 (このIDを非表示/違反報告)
オタなーん - 頑張ってください！この小説大好きです続き待ってます！ (2022年9月18日 17時) (レス) @page5 id: e0d32b81e6 (このIDを非表示/違反報告)
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