12 ページ12
.
『あ〜〜！！あのクソ兄貴腹立つ〜〜！！』
イライラしながら、チームZの方に向かう。
気が楽ではあるけれど、やっぱり腹立つもんは腹立つ。
「………」
………偶に、すれ違う人たちの視線が気になる。
あーもう、練習場遠いよ。てかマジでお腹空いた。
なにが豆腐で十分だろ、だ！！！十分なわけあるか！！！せめて、麻婆豆腐だったら問題無かったけど！！！
やっとの思いで目的地に着いた。
ノックをして入ると、視線が一気にこっちに向く。う、はず…
「あれ？あの子誰だろ「あ〜〜〜！！Aちゃんだ〜〜〜！！」」
「え、鉢楽知り合いか？！」
ビュンッと私の所に来る蜂楽くん。はや・・・・
蜂楽「昨日ぶりだね！」
『はっ、はい…！昨日振りです！…あ、潔くんも、昨日振りだね』
潔「どうしたの？ここに何か用でもあった？……ってどうしたの？」
『あｯ……いえ、えと………』
2人の後ろにゾロっとほかの人たちが固まった。
あ、いや、千切くん？は、少し後ろにいるけど
潔「ん？……あー、そういうことか………みんなよ紹介するよ。この人は、絵心Aさん。ここのお手伝いしてるんだって」
『あ、はじっ、はじめ、まして…！』
ペコっと頭を下げると「絵心？」って反応した人がいた。まぁ、そりゃそうだろう。
蜂楽「そ、この子あの人の妹なんだって！こ〜んな可愛い子を雑用に使ってるらしいよ〜」
『ち、ちちちち、ちかっ、ちちかいよ…！！！』
蜂楽「あ、ごめーん！大丈夫？」
潔「……Aさん、男が苦手らしいから…」
「なるほどな〜」
「…ここ、男しかいねぇのに大丈夫なのか？」
『あ、いや…えと……に、苦手と言いますか……免疫がないと言いますか……すいません……』
潔「Aさん、大丈夫だよ。ここにいる奴等みんな良い奴だからさ！……多分」
『多分……』
「えー、にてもさなんか2人とも距離近くない？ずるい……！！ねえねえ、連絡先交換しようよ！あ、おれ今村遊大！よろしくね！やっぱり、近くで見ると可愛いね！」
『えっ……あ、いや、その……………よ、よろしく、おねっおねが……い、しま……ス……』
潔「あ、おい今村！今、男が苦手だって言っただろ！距離考えろ」
今村「潔だって距離近いだろ」
潔「お、おれは……いいんだよ！」
……………な、なんだろこれ……………なんか、行先不安しかない……
『………帰りたい……』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オタなーん - 最新ありがとうございます！嬉しいです！話し面白かったです！ (2022年9月24日 15時) (
レス) @page7 id: e0d32b81e6 (このIDを非表示/違反報告)
オタなーん - 頑張ってください！この小説大好きです続き待ってます！ (2022年9月18日 17時) (レス) @page5 id: e0d32b81e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
