狗巻くんが大好きな女の子のお話のその後

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『今日は、いい天気だね〜。パンダ〜』


パンダ｢そうだな〜。｣


『天気がいい日は眠たくなっちゃうね〜』


パンダ「そうだな〜。」


『今日は、真希と棘と、1年のみんな任務だから、静かだね〜』


パンダ「そうだな〜」



『…さっきから、そうだな〜。しかいってないね〜』



パンダ｢そうだな〜｣



そう、今日は私たち以外みんな任務(らしい)。
1年ズに至っては、3人で北海道まで行っている。五条先生も付いて言ってるから、尚更静かだ。


棘と真希は今日中には帰ってるけど、多分1年ズは何日か後に帰ってくるだろう。


『あ〜あ。暇だね。
棘がいないと、なにもやる気でな〜い。

棘の好きなところで山手線ゲームしない？』




パンダ｢やだね〜。一人でやってろ｣



『わ〜ひどいひどい。
まぁ、勝ち目ないもんね。わかるわかる。
はァ〜〜棘〜〜』



パンダ｢昨日、棘の部屋に泊まったんだろ？
なのにもう会いたいのか？｣



『なんか寂しいじゃ〜ん。
出来ることならば、一緒に任務行きたいよぉ〜』



パンダ｢まー……前みたいなことがあったから、暫くは2人で行くことはないだろうな｣



『う''っ……』



そうなのだ。前みたいなこと＿＿＿＿が会って以来、棘と2人で任務に行く事はなくなった。


あっても、真希かパンダがいたりする。



『……はぁ、仕方ないし、わがまま言えないけどさぁ……もっと一緒にいたいな、棘と』



パンダ｢それ、棘に言ってみれば？｣



『や、やだよ！恥ずかしい……』



パンダ｢飛びついたり好き好き言ってる奴が何言ってんだよ…｣



それとこれは、別だ。
だって……もっと一緒にいたい。は、棘の大事な時間を取ってしまうかもしれない…から。


飛びついたり、好きって言ったりするのは、一瞬だから……



パンダ｢ちゃんと、そういうのは言っといた方がいいぞ。
棘なら、時間くらい作ってくれると思うぞ。アイツも、相当Aのこと好きだからな……今日、帰ったら言ってみろ｣



『今日！？………流石に、任務後は疲れてないかな？』



パンダ｢そこは癒しパワーで頑張れ｣



『私に癒し効果なんてないが！？』



ほらー鍛錬すんぞ、と無理やり連れていかれた。





……頑張る、か。

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