狗巻くんが大好きな女の子のお話のその後

-4- ページ4

『あ〜…もう恥ずかしっ……』



狗巻「ツナツナ〜」




『ん？……わぁ〜、アザラシだ！かっわい〜！』



狗巻「しゃけしゃけ」



『こっちみてるよ！はぁ〜！超可愛い！』



ガラス越しギリギリいるアザラシが、とてつもなく可愛い…




狗巻「明太子〜」



『ん？どうし……』



カシャッ




『！？！？』




狗巻「ツナマヨ〜」



『え、ちょ！今撮った！？撮ったでしょ！！』



狗巻「いくら、すじこ」



可愛い＆可愛いは最高だからね、だってさー。
それは、棘のためにある言葉であって、私は違うよ〜。うんうん。



『それは、おかかでーす。
ほらほら、棘も！ならんで！アザラシちゃんがこっち見てる間に…ってあーー！行っちゃったぁ…』



違うところ行っちゃったよ…
アザラシちゃん、棘に照れちゃったのかな？いやまぁ、アザラシくんかもしれんが。どっちにしろ、棘の魅了を分かってるってことだ。




「1時間後に、イルカショーやるってよ、行くか？」
「良いね！いこいこ！」



どこからが聞こえたカップルの声。



『イルカショーだって。私達も行こうよ』



狗巻「しゃけしゃけ」



イルカショーなんて、見るのは初めてだ。
楽しみだなぁ〜。



でもまだ、ここのフロアを見切れていない。



『あ、向こうにはサメも居るよ！行ってみよ〜』



開いた手を握って、向こう側の水槽へと向かった

-5-→←-3-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す