狗巻くんが大好きな女の子のお話

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重たい足取りで、教室に入ると



既に、真希もパンダも狗巻くんもいた。



『3人とも…おはよう』



パンダ「……えっ？」



「えっ？」って……まぁ、そんな反応になるよな。
毎朝毎朝、狗巻くんに飛びついてる上にテンションバカうるさいのに、こんなに静かなんだからな。



禪院「………お前、変なもんでも食ったか？」



狗巻「……」



『食べてないよ…その反応は流石に笑う。笑えんけど』
禪院「どっちだよ。

……なんだよ棘も。お前らなんかあったのか？」



パンダ「ストレートすぎない？まぁ、気になるけどさ」



『いやー…別に、何も無いよ。』



禪院「棘、そうなのか？」



狗巻「………しゃけ」



……ほら、狗巻くんも困った顔してるじゃん。
さっき、真希と話してる時はあんなに楽しそうだったのに。



禪院「いや、なんもないことはないだろ。」



『…………私が、前の任務で狗巻くんに迷惑かけたの。それなのに、私が馬鹿だから余計なこと言っちゃったの。それだけ』



別に嘘はついてない。



狗巻「おかか」



パンダ「え、どっち？」




『しゃけだよ。言い間違えたんじゃない？』




狗巻「おかか」




禪院「なんだよお前ら……2人して。」



『……ごめんね、真希。パンダも。
あまり、深く追求しないでほしい』



禪院「…わかった。追求はしない。
その変わり、いつも通りでいろ」



パンダ「そうだね〜。
Aがテンション低いと心配だもんな〜」




『真希…パンダ……っ、ありがとう』




狗巻「……………たかな」(ﾎﾞｿｯ)

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ありがとうございます…！！たくさんの方に、見ていただき嬉しいです！！


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