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Aside
出された料理はすごく美味しかった。
料理もできて、綺麗で優しいと、赤葦のお母さん…いや、お母様は完璧すぎる。
髪も綺麗にしてもらって、ご飯も頂いて、制服も洗ってもらった上に乾かしてもらうなんて…
迷惑をかけすぎた。
『本当に何から何までありがとうございました。近々お礼をさせていただきます』
赤葦「じゃ、おれ西谷さん家まで送ってくる」
『え』
赤葦母「よろしくね〜」
『ちょ、まっ「いくよ」赤葦!?』
外に出ると風邪が少し冷たかった。
『……送らなくていいよ?家逆方向だし』
赤葦「だったら、尚更送る。遠いんでしょ?」
『尚更だよ。赤葦が帰るの遅くなっちゃう』
赤葦「俺は大丈夫。
一人で帰って、もし途中で何かあったら嫌だから」
……何この漫画みたいなシチュエーション。
できすぎでしょ。
『…ねえ、赤葦』
赤葦「ん?」
『……赤葦は、本当に、私の事好きなの?』
赤葦「好きだよ」
『……なんで?』
赤葦「好きなのに理由いる?」
……確かにそうだ。でも、なんで赤葦みたいな奴が自分を?
赤葦「…返事いつまでも待つから。
……まぁ、流石に高校卒業するまでには聞きたいけど」
『……うん』
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伊音(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2019年1月8日 12時) (レス) id: 1426a0c3d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2019年1月8日 3時) (レス) id: 32fd0a93a6 (このIDを非表示/違反報告)
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