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Aside


私は部屋でひとりで待っていた




……今、京治は……京治のお母様と話をしているところだと思う




本当にこんなことができるのだろうか




いくらなんでも難しいと思う。




だから…京治が行ってから20分も経っているのだろう。




今なら断りに言っても間に合う





いくらなんでも、やはり迷惑をかけすぎだ




その場から立ち、部屋から出ようとすると階段を登る音が聞こえた



___戻ってきた




赤葦「おまたせ」



『……どう、だった?』



赤葦「なんとか…説得はできたよ。でも……」




でも……?




赤葦「……Aの親の了承が必要だってさ」



まぁ、そうなる……よね




そうなるとしたら……




『無理……か、』




赤葦「でも、母さんが話してあげるって。電話越しでもいいし、直接でもいいって」



『……直接は心配、だから電話の方がいいかも』



赤葦「とりあえず、一緒に下降りよ。一応、携帯も持ってきて」



うん、と頷いて後ろをついて行く




赤葦「……連れてきたよ」



『……色々と申し訳ございません』



赤葦母「いいのよ、気にしないで」



……無理だ、気にする。



赤葦「…ほら、A。ここ座って」



言われたとおり、京治のお母様の前の椅子に腰かける



赤葦母「Aちゃんは………今の家にいるのは苦痛?」




『……はい』




赤葦母「お父さんとお母さんは何してる人?」




『父は普通の会社員で、母はパートです…』




赤葦母「今、2人は家にいる?」



『今は……姉と3人で外食に行っています』



私のお金で。と付け足す



するとびっくりしたような表情をした




赤葦母「…Aちゃんはいかなかったの?」



『……行かなかった、というか誘われなかったといいますか……私は、あの中にいないも同然なので』





すると、タイミングが良いのか悪いのか…




母から電話が来た




出たくない…



赤葦母「Aちゃん、出てもいいかしら」



『え…?』


大丈夫だから、そう言って赤葦のお母様……は電話を手に取った

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伊音(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2019年1月8日 12時) (レス) id: 1426a0c3d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2019年1月8日 3時) (レス) id: 32fd0a93a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいゆい林檎 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年12月9日 15時

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