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Aside
赤葦「ただいま」
『お邪魔します…』
赤葦母「あ!西谷さんじゃな〜い!久しぶりね」
『お久しぶりです…』
赤葦「母さん、Aの分のご飯も用意してくれないかな」
『……え!?』
赤葦母「いいわよ」
『そ、そんな…悪いです!』
赤葦「お腹すいてるでしょ。気にしないでっていつも言ってるでしょ」
さすがに気にするよ
赤葦「A、ちょっと上来てくれない?少し話がある」
『…わかった』
*******
『____は!?』
ちょっと話の内容聞いてビックリしてしまった
だって…
赤葦「多分今の家にいたら…AはAじゃいられなくなる……傷ついて傷ついて、後悔する。
だから___少ように今までの傷を癒せるように、ここに住むのがいいと思う」
…そんなの出来たら、そうしたいよ
でもダメなんだ……あの家からは出れない
出口のない、脱出ゲームと同じだ
赤葦「でも、そんなこと……まだ、高校生の俺たちに出来ない。だから____」
母さんに協力してもらう、そう言った
『……赤葦は嫌じゃないの?』
赤葦「嫌だったらこんな提案しない。
Aだから。好きな人がこんな思いしてて……何も出来ないのは嫌だから」
『……赤葦』
赤葦「……そろそろ、俺の呼び方も変えてよ。
名前で呼んで」
『…京治』
ありがとう、そう言って微笑んだ
こういうのも悪くない
なんだかんだ、この数日間…コイツのいい所しか見れなかった
悪いところ…そんなのは見当たらない。強いて言うならば、強引なところ。でもそれは…
赤葦「Aのためなら、俺はなんでもするよ」
俺の…………いや、私のためだから
『……ありがとう京治』
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伊音(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2019年1月8日 12時) (レス) id: 1426a0c3d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2019年1月8日 3時) (レス) id: 32fd0a93a6 (このIDを非表示/違反報告)
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