好きをあなたに

Trick or Treat？ *K ページ8

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リアル/Jr.時代




F「きたーま！これ着て！」


K「無理に決まってんだろ！俺は男だ！」




レッスンの休憩中、訳のわからんひらひらした服を持って俺を追いかけ回す藤ヶ谷と逃げる俺。
世間で流行りのハロウィンの仮装をしたいらしい。




そんなものに興味はないし、そもそもあいつが持っているのは紛れもなく女物だ。




F「だってきたーまちっちゃいし着れるでしょ？」




絶対にばかにしてる。
しかも他のメンバーまで傍観しながらくすくす笑いやがって。




藤ヶ谷がハロウィンだから！と持ってきた7着の衣装。
レッスン終わってからしよーよ、と広げたものをみんなで覗き込むと、ご丁寧に誰が何を着るかまで決めてあった。


そして、何故か俺の分だけ女物だった。




F「わっ、もう危ないなぁ」




急に止まって振り返った俺にぶつかる勢いだった藤ヶ谷。
にこにこしながら服を差し出してくる。



K「そんなもん絶対着ねぇし、お前が着ろよ」


F「え？いいけど？きたーまはそれでいいの？」


K「いいもなにも、俺は着たくないんだって」




あっけらかんとした様子の藤ヶ谷に疑問が浮かぶが、着たくないのには違いない。




K「なんだよ、俺に着て欲しかったんじゃないのかよ」


F「んー、たしかに女の子なきたーまを抱いてみたいなって思ったんだけど…」


K「ちょっ、おまっ…！！」




慌てて口を塞ごうとする俺の手を掴んで、
耳元に唇を寄せた藤ヶ谷。





F「女の子な俺に抱かれるきたーまもえろいよね？」





小声で囁いて、獲物を狩るような目で見つめる藤ヶ谷には敵わない。





K「も、好きにして…」


顔を赤くして呟く俺に


F「じゃあこれは帰ったら2人でね…？」


とメンバーのところへ戻っていく藤ヶ谷。





実はもう一着あった衣装でメンバーとのハロウィンをして、家で女の子なハロウィンをしたのは俺たちだけの秘密。






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藤ヶ谷さんに「きたーま」と言わせたかっただけ。
書きたいことがまとまり切らずにタイトルとはなんの関係もないお話になってしまいました…

Jr.の頃の甘々なFKさんはずっと大好き



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