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1番好き ページ11

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和亮


亮介side



学校終わり、いつものように俺の家で2人で並んで漫画を読んでいると、突然こっちに向いて正座をした和真がとんでもないことを言い出した。


「やっぱさ、亮介じゃないと無理だわ。
俺と付き合って」


「どこに?」


「そういう意味じゃねぇ。
俺の彼女になって」


「は?お前暑さで頭やられた?
俺男なんだけど」


「んなことわかってるよ
けどさぁ、やっぱり亮介が1番好きなんだよな」




至極真面目な顔で淡々と訳の分からないことを述べている。





「だいたいさぁ、亮介はクールだとか言われてるけどわかりやすいし、そうやって無防備にされると我慢できねぇ」


「いや、だからお前ほんとなに言ってんの」


「亮介だって俺のこと好きだろ?
とりあえずキスしてみよーぜ」





そう言った和真の言葉に反応する間も無く、
あっという間にその唇が俺のそれと重なった。




「っん、、!?っあ、」




重なったのはほんと一瞬で目を閉じる隙もなく、近づいて離れていく和真をずっと見ているだけだった。




「おまっ、、なに、して」


「ふは、亮介顔真っ赤」




かわいー、なんて言いながら頭に手を伸ばす和真を拒むなんてことは俺にはできなくて、熱の引かない顔を俯かせながら受け入れるしかなかった。




「もー、わかったか?
亮介は俺から逃れるなんてできねぇの
黙って俺のもんになっとけ」


「ん、」




小さく頷くと、そのまま痛いぐらい抱きしめられて、頭をわしゃわしゃとされる。



いつのまにか和真へ抱いた感情も、
一生言うつもりなんてなかったのに、
和真のたった一言で溶かされてしまった。




「俺も、もう離してやんねぇから」


「かかってこい、嫌って言っても着いてってやる」





体を離した和真がいたずらっ子のように笑う。
そして、そのまま近づく唇を今度は目を閉じて受け入れた。





―――――――――――――――――――――


はじめての和亮。
なんであんなに尊いのでしょうか。


何番煎じ?ってぐらいのネタでしょうがお許しください!

from now on *1→←名脇役 *K



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なこ(プロフ) - あこさん» コメントありがとうございます!なんて嬉しいお言葉、、私の中の根本はKさんかわいく、Fさんがかっこいいなので、そう思ってくださってすごく嬉しいです! (2021年7月28日 17時) (レス) id: 9cb1f5d1b0 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - どのお話のFKもKさんがかわいくてFさんがかっこよくて読んでる間ずっとしあわせでした。。これからもなこさんのFKをもっと読ませていただきたいです!次の更新も楽しみにしております!!!! (2021年7月28日 11時) (レス) id: 62cdbec8f3 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - aaaさん» コメントありがとうございます!そうなんです…私の中でのFさんはすごく計画的サプライズの達人なんですよね…!それに対する鈍感Kさんがまたかわいい、って思っちゃいますよね。 (2021年1月9日 10時) (レス) id: 9cb1f5d1b0 (このIDを非表示/違反報告)
aaa(プロフ) - うわぁ…引っ越す区まで考えてのサプライズとプロポーズ、素敵ですね。区?って一緒にKくんとぽかん?ってなった後じわじわ喜びが込み上げてきました。甘いFKさん大好物です。更新楽しみです! (2021年1月9日 5時) (レス) id: 28fb511570 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なこ | 作成日時:2020年10月18日 16時

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