好きをあなたに

餌付け 2 F ページ3

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T「ねぇみつ〜！ガヤが怒ってるよ〜」




気の抜けた玉の声に思わず反応するが、
別に俺は怒っているわけじゃない。




北山が誰から餌付けされてようが俺には関係ないことだ。




K「え〜藤ヶ谷怒ってんのかよ」




なんて言いながら近づいてくる北山。
だから俺は怒ってないんだってば。




F「なに？」


K「俺、藤ヶ谷には一口もらうんじゃなくて一緒においしいもの食べたいなぁ」




首を傾けながら上目遣いで見つめてくる。
へぇ、たまには可愛いこと言うじゃん。




F「そんなに俺とご飯が食べたいなら、
今日焼肉に行ってあげてもいいけど？」


K「ほんとに？さっすがふじがやぁ〜」




語尾にハートでもついていそうな言葉遣いだ。
こうやって他の男にも媚びてるのか？
俺はこんなことには騙されないからな。
まぁ、仕方ないから今日はいい店を予約してやろう。







T「ねぇ、あの2人とっととくっつかないの？」


Y「太輔の無自覚はそろそろめんどくさい…」


2「巻き込まれるこっちの身にもなってほしいよね」


M「アニメだと王道の展開って感じだね」


S「宏光も回りくどいことしなくていいのに、ほんとに焦ったいよね」




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気にしてほしいKさんと手のひらで転がされるFさんの両片想い

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