検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:234,380 hit

. ページ17

luz side



美優奈の顔に当たる。

その直前で腕を掴まれた。


「落ち着け!」


後ろをむくと、そらるさんが俺の腕を掴んでいた。


「なんで、止めるん!まさかまだこいつのこと信じとるん!?」


「違う!俺は、Aの通夜の日に、微かにこいつが見せた本性に不信感を抱いて調べてたんだ。」


俺の目を見て、ゆっくりと話すそらるさん。


「そしたら、いろいろ騙されてたってことに気づいて、だから、今日は、こいつを捕まえるためにここに来た。」


すると、そらるさんはゴソゴソとポケットを漁り、あるものを取り出した。


「ボイス、レコーダー。」


そらるさんの右手に握られているのは、銀色のボイスレコーダーだ。


「今話した内容、全部録音してある。ここに警察も呼んだ。もう時期迎えが来るだろ。」


その言葉で、力が抜けてペタンと座り込んだ。


「そんな・・・いやよ捕まりたくない!」


その言葉と共に走り出した美優奈。

ドアに手をかけ、開いた。


「姫島美優奈さんですね?黒川Aさんの事故のことについてお聞きしたいことがあります。署までご同行願えますか?」


「・・・は、はい。」


美優奈は力なく頷いた。


数日後、美優奈が逮捕、起訴されたと連絡が入った。

ようやく、姉ちゃんの不名誉な噂がなくなった。これで、安らかに眠れるね、姉ちゃん。

エンディング→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (428 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
518人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紫雲 - 4年前くらいのお話ですが読ませていただきました。貴方様の作品に感動しました。忘れてはならないことを思い出させてくださり、有難うございます。 (2023年2月24日 15時) (レス) @page19 id: fbda915cf9 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ72194(プロフ) - 大分前のお話ですが、読ませていただいています。僕自身、精神的に辛いことが多々あり、そのたびに悩んできましたが、作者様のような、実際に身近な人を亡くされている方のお話を読むことができ、もう少し頑張れる気がします。ありがとうございます。 (2022年11月27日 22時) (レス) id: 0f2465c4bf (このIDを非表示/違反報告)
そると。 - 結構前のお話ですが読ませていただきました。本当に感動しました。僕は、人を感動させられるお話をかけるのはすごいことだと思っているので、尊敬します。素敵なお話をありがとうございました! (2022年9月17日 18時) (レス) @page19 id: 0d3043faf8 (このIDを非表示/違反報告)
月の光 - もう二、三年前の話でしたが感動し、泣かせてもらったのでコメントさせてもらいます。どうか、夢主ちゃんも、みんなも報われてほしいと心から思いました。感動するお話をありがとうございました。 (2022年8月22日 22時) (レス) @page19 id: f3c01cad39 (このIDを非表示/違反報告)
にゅー(プロフ) - 猫築かなめさん» だいぶ前のコメントだし、もううらつくやめたかもしれないしこんなのきれいごとだって分かってますけど、死なないで (2021年12月7日 22時) (レス) id: 78ee496d97 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水晶輝
作成日時:2019年11月6日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。