【に！】謎に包まれた歌い手はカフェオーナー

女 ページ2

Aside




そして、話は飛んで遂に今日は浦島坂田船の皆さんに会う日。

場所は、何故か僕の店に。


まぁ、確かに1度来たことありますしわかりやすいですもんね･･･


なんて考えていると、カランコロンとドアの開く音がした。


そこにはうらたさんと、その後ろから「お邪魔します･･･」とおずおずと入ってくる3人の姿があった。


「ラテさん！お久しぶりです！」


うらたさんはすぐに駆け寄ってきた。


『お久しぶりです。あちらがメンバーの方ですよね？』


「はい！そうです！」


何故かビシッと気をつけをしている3人。

少しおかしくて笑ってしまいそうになったがグッと堪える。


『初めまして･･･ではないですね。ラテです。よろしくお願いします。』


ぺこりと頭を下げると、3人はアワアワし始めた。


「ええっと、坂田です！！よろしくお願いします！」


「し、志麻です！！よろしくお願いします！」


「センラです！よろしくお願いします！！」


綺麗にお辞儀をする3人を見て耐えきれず、「ふふっ」と、笑ってしまった。


「笑った顔もイケメン･･･」


センラさんが呟いた。


『え、いやいや、そんなことないですよ！』


それに、と続けてウィッグを取った。


『私(・)、女ですし。』


そう言うと、時が止まったかのように静かになった。


数秒後に、店内中に叫び声が響き渡った。

短パン→←喜べ、そして崇めろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す