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「よくないよッ！！」
「うわっ」
入間くんの叫び声で目が覚めた。なんつーモーニングコールだ。
外でギャースギャースと変な鳴き声の鳥が鳴いている。えっ待ってあれ鳥？
「グッドモーニング入間くーん！Aちゃーん！朝ごはんたーべよ♥」
ドアを派手な音で開けて魔界のおじいちゃんが現れた。クレイジーだ･･･。
「よく眠れた？」
「うっ、はい･･･」
「私はあんまり･･･うん･･･」
眠れたけどやっぱり昨日のあの悪魔さんが何者なのか気になってしょうがない。
「Aちゃん顔色悪いけど大丈夫？」
「あ、はい、あの、学校緊張するなーって･･･」
言い訳下手すぎかよ私。
「今日は初登校だもんねぇ〜」
隣でピクっと入間くんが身じろぎした。
そのまま「あの、」と学校について相談しようとしたみたいだけど、おじいちゃんが入学祝いを持ち出してきた。
「みてみて！奮発しちゃった！オペラと･･･」
きゃっきゃっと喜んでるところ申し訳ないがだんだん気が遠くなってきたよ･･･刺繍したの？すごいねぇ･･･。
「で？相談って？」
そうだ今だよ入間くん！何言いたかったのか知らないけど言った方が･･･あ、無理そうですね。
いってらっしゃーいとおじいちゃんに見送られて私たちは重い足を進めた。
「おはようございます、サリバン様」
「あ、リリスちゃん！起きてたのー！？」
「はい、昨日目を覚ましました」
入間とAの姿が消えた頃、オペラに似た風貌の悪魔が1人現れた。
空色の髪と瞳、猫のような耳と尻尾を持つ昨夜2人を襲撃(？)した悪魔である。
その名を、リリスと言った。
「･･･ところで、あの子たちは？」
「入間くんとAちゃんのこと？僕の孫だよっ☆」
「はぁ、孫･･･？･･････え、孫？」
あ、やばいかもしれないとリリスは冷や汗を流す。
いくら昨日のナイフに殺傷能力が無かったといえど、とんでもない無礼を働いてしまった事に気付いたのだ。
「･･･リリス、あなたまさか」
「オペラ、皆まで言うな･･･申し訳ございません、サリバン様」
「えっえっどうしたの！？」
見事なスライディング土下座であった。
「サリバン様のお孫様とは知らず、昨晩無礼を働いてしまった事、心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございません」
「そういうことかー！でも、リリスちゃん知らなかった訳だし、良いよ気にしないで！」
サリバンは寛容であった。
続く (更新停止中)
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リリー(プロフ) - 匿名希望：我妻さんさん» コメントありがとうございます！アムちゃんも色頭ですからねぇ･･･ (2020年2月9日 7時) (
レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望：我妻さん - 更新楽しみにしますね！アスモデウスって、確かに七つの大罪の『色欲』を司る悪魔でしたよね。 (2020年2月9日 1時) (レス) id: 590a3884b3 (このIDを非表示/違反報告)
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